さて、まずは先週のメソッドの要点をおさらいしよう。
・「ジブンだけの空想(=独自のアイデア)」を「作品」にして、多くの人に届けるためにはどうしたらいいか?
・そのために第三者を巻き込む方法と、その心構え(=5つのステップ)
先週はこの2点をお伝えした。
今週は、ぼくの経験をベースとした「ヨスミ式チームマネジメント」について。
レコード会社のプロデューサー時代、そしてフリーランス転身後の多岐にわたる仕事を支えてくれた、〈チーム・デザイン思考〉の実践例をお届けしたい。
まずは、2019年に解散したぼくのクリエイティブチーム「T4」を紹介しよう。
「T4」とは、チーム(Team)ヨスミ(四角)の略で、解散の翌年にマネジメント会社「RIDE MEDIA&DESIGN」にぼくの身を預けるまで、10年近くぼくのさまざまな表現活動をサポートしてくれた。
・各公式SNSでの情報告知
・四角大輔トークライブ運営
・さまざまなブランド・企業・アーティストのプロデュース
・Lifestyle Design Camp運営 ...etc
などなど。
さらに、ぼくが携わった多くのクリエティブワークを一緒に手がけたりもした。
メンバーはとにかく多種多様で個性豊か。
まるで1本たりとも同じ樹が存在しない「原生林」のようだったことを今でも思い出す。
つまり、まったく同じ種の木がズラッと並ぶ「人工林(例えば、気持ち悪いくらいに太さと高さが同じ杉ばっかりの林など)」ではない、ということ。
メンバー全員が「その人特有のスキル、特技」を必ず持っていた。
「ずば抜けた能力もあるけど、デキないことは素人以下でまったくダメ」。
そんなぼく(=ガタガタでいびつな生物✌️)を、見事に補ってくれたのだ。
T4の特徴は2つ。
1. 個々の特技を活かし、それぞれが独立した事業や学業(10代の学生から40代の社会人までと幅広い!)を持ちながら、T4のプロジェクト単位で参加する
2. T4の仕事を通して、最新の働き方ノウハウ、ぼくの豊富な人脈、クリエイティブ哲学、ビジネススキル、人生相談!、各社からぼくに提供される最新ギアやウエアのプレゼント♬などなど…ある意味、報酬以上のお金では買えないものを手にできる
近年、「フリーランス的にプロジェクト単位で働く=ギグワーキング」スタイルは一般的だが、当時の「T4」は先駆的ともいえるチームだったと思ってる。
ある学生から「斬新でおもしろいから卒論のテーマにさせて欲しい」と、メンバー全員が長期取材を受けたことも(笑)。