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Picture?width=200&height=200 四角大輔
2017/Nov/11 09:38

《Visioning Design 02|2nd》内側から湧き上がる〝本物の衝動〟を思い起こす。

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先週のメソッドも、みなさんそれぞれ自然豊かなところに行ったり、写真を投稿してくれて嬉しいです!

いつもとは違う感覚になり、新たな気付きや小さなアイデアを思いついたり、もしくは忘れていた想いなどが浮かんだり、と、様々な体験があったと思います。
ぜひ、そのひとつひとつを大切にしていただきたいです。


前回は、〝人生のビジョン=ライフテーマ〟と出会うために、自身のアンテナの感度を高めて「インスピレーションを受け取る」ことの大切さと、そのメソッドについてお話ししました。
いま感じること、思い浮かんでくること、感動していること、時間軸で言うと「現在」にフォーカスを当てました。

今回は、「過去」です。

人によっては過去を振り返るなとか、常に前を見ろとか言う人がいますが、ぼくたちにはどうしたって過去があります。
「過去」の結果が「現在」であり、そして「現在」の結果が「未来」です。

また、過去に起こった出来事それ自体を変えることはできませんが、アップデートを繰り返してきた〝最新バージョン〟である現在の自分の感性と知見をもって改めて振り返ると、過去の出来事から新たな発見をしたり、トラウマを克服することができます。

「現在」のあなたを作り上げてきた「過去」の経験には、思いがけない宝物や未来へのヒントがまだまだ眠っているのです。

今週は自分の小さいころを振り返って、心の奥底、自分自身の内側から湧き上がってくる〝本物の衝動〟を思い起こす1週間にしてみましょう。



ぼくはレコード会社時代に、アーティストのプロデュースを始めるときに、とても大切にしていたことがあります。

それは、アーティストに自分を同化させるくらい徹底的に寄り添い、彼らの「心の真ん中=本人が本当に望むこと=アーティスト自身そのもの」を見つけ出すことです。


そのために、まずは、アーティストに「過去のルーツ」を深いところまで、とことん思い出してもらうための導きから入っていました。

その人の好きなもの、夢中になるもの、過去の衝動体験などを聞き出したり、書き出してもらったりして、内側から引き出すプロセスに何日間もかけました。

ノートに書いて提出してもらったり、文通のようなことをしたり、セッション的に数時間ほど対話したり、現場でのちょっとした会話でさりげなく、かつ瞬間的!に行ったり(これがもっとも多かったし、本質を引き出せました)と、敢えて様々なスタイルや場面で行いました。

大きなことから些細なことまで、「何一つ漏らさないぞ!」という気迫をもって、最低1年間はなるべく時間を共にし、彼らの「中心部分」と共振、共鳴すべく努めました。

ちなみにその間、ぼくの頭の中は常にそのアーティストのことでいっぱいです。

大げさではなく、本当に24時間ずっとです。
なぜなら、そのアーティストへの深い思索を寝る寸前まで行うことで、その続きを夢の中でも行うことができたからです。
(夢の中で続きの思索を続けることは、ぼくの得意技でもありました^ ^)



ちなみに、この〝アーティストへ超集中する期間〟に、当時の奥さんをアーティストの名前で呼んでしまう......という大失態を何度かやってしまっていたのですが、奥さんもぼくが「プロとしてアーティストへの恋愛感情は一切持っていない」ということを理解してくれていたこともあり、一度も怒られたことはありませんでした(でも、本当は絶対にやってはいけないですね......コレ......反省してます...)。

尚、レコード会社プロデューサー時代に培った、ぼく独自の「アーティストプロデュースの流儀」は、この毎週の〈メソッド&ワーク〉にちりばめられています。

ぜひ、いろんな形で学んでいただき、みなさんのライフスタイルデザインに生かしていただければと思います。

つまり、ここLSD.Campで提供する人生デザイン学とは、15年間のレコード会社時代に構築したアーティストプロデュース術がベースになっているということです。

さらに、退社後8年間に渡って、起業家や個人活動家、クリエイターや音楽家など、「ノンジャンルのアーティストたち」を、インキュベートしてきた中で身に付けた最新スキルが、そこに加わっています。
このことは、ぜひ覚えておいていただきたいです。

そして、次に書く「7つの質問」は、ぼくが当時、アーティストに投げかけていた無数の質問から抜粋した代表的なものです。

きっと、あなたの探求するライフテーマへ続くヒントや、あなたの才能などが見えてくるはずです。
あなた自身とつながるために、この「7つの質問」は、最低年に1度、自分に問いかけるといいです。もしくは、何かに迷ったとき、やるといいですよ。



〈〝本物の衝動〟を思い起こす7つの質問〉

あなたの過去を振り返り、あなたの〝衝動の源泉〟を探っていくために、以下の7つの質問に取り組んでみてください。



1.小さいころ時間を忘れて夢中になったことは?

あなたが小さいころ、夢中になっていたことは何ですか?
あなたが時間を忘れてやっていたことはなんですか?
その時のことは、できるかぎり詳細を思い出してみてください。



2.話し始めると止まらなくなることは?

話し始めると、30分は平気で話し続けられることはありませんか?
それの「どこ」にそんなに惹かれているのか? もっとも「楽しい部分」はどこか? 
いつもは夢中になって分析でていないことが多いです。
ぜひ、この機会に「プロデューサーモード」で客観視してみましょう。



3.ニヤニヤしながらやっていることは?

気づいたら、口元が緩んでニヤニヤしてしまう活動はないですか?
ひとり黙々とやっている活動の中にこそ、あなたのワクワクとつながっている活動があるのです。
ここで発表するのがためらってしまうことかもしれませんが^ ^ ぜひ考えてみてください。

ぼくの場合は、湖畔の自宅にあるクリエイティブスペースで、湖のニジマスを釣るためのフライ(毛バリ)を巻いているときや、庭の畑でひとりで雑草を抜いているときですね(笑)。



4.淡々とやっているけれど、嫌いじゃないことは?

アーティストタイムとは、興奮するような楽しさだけではありません。

好きでもなく嫌いでもないような淡々とやっているときこそ、実は、静かに〝アーティストモード〟になっているのです。淡々とやっているけど、嫌いじゃない作業を書き出してみましょう。

ぼくの場合は、MacBookやiPhoneで「Todoist」というタスク管理アプリに向き合っているときや、寝る前に必ず行うキッチン水回りのお掃除、定期的に行う部屋の整理整頓などがそうです。

多くの場合、タスク処理や掃除は、面倒でやりたくないハズなのに、「これは、楽しいプロジェクトにつながるから」「これは、ライフスタイルを豊かにするために必要なことなんだ」と、自分の中で腑に落ちているからこそ「アーティストモード」になれるのです。



5.飽きずに続けていることは?

あなたがなんだかんだ飽きずに、何年も続けてきたことを思い出してみてください。
(途切れ途切れでも構いません)


飽きないこと、というのは重要な何かです。
そして飽きないというのは、立派な能力とも言えます。

なぜ、飽きずに続けてこられたか、この機会に探ってみましょう!
そこにあなたの〝情熱の源泉〟や〝本当の才能〟(つまりあなた自身)とつながっている何かを見つけ出せる可能性があるからです。



6.今まで本気でお金を使ってきたことは?

強く深いこだわりがあって、お金を使うことをためらわない領域、趣味はなんですか? 
あなたがどんなことに「真剣に」お金をかけてきたかを見なおすと、自分が本当に好きなことが見えてきます。

なぜなら、〆切のある人生において、時間とは「命」であり、そして「お金」とは、その「命=時間」と交換して得たものだからです。

あなたが惜しまずに、本気でお金を投資してきたことは、いつかきっとあなたに様々なカタチで返ってきます。
逆に、ただ何となく買ってしまっていたものはあなたの人生の質を低下させ、あなたのライフスタイルを蝕みます。

ぼくは昔から物欲やブランド志向がゼロの人間で、ギャンブルも派手な街遊びも一切せず、40歳近くまでお酒はまともに飲めなかったし、車も1台を15年近く乗り続けたりと、余計なお金をほとんど使わない人間でした。

ですが、人生を賭けてもいいと思えるほど大好きな、登山や釣りのウエアや道具にだけは、お金を惜しまず常に超一級品だけを買っていました。

そうし続けて約15年、いつの間にかぼくは、フライフィッシングやアウトドアのプロになり、その収入や、スキル交換で得られるウエアやギアがぼくの生活を支え、ライフスタイルそのものを豊かにしてくれています。

つまり、あの行為は「ぼく独自の人生をデザインするための正しい投資」だったと言い切れるでしょう。



7.あなたが過去もっとも強烈に印象に残った体験は何ですか?

言葉を変えると「人生最大の衝動はなんですか?」ということです。

あなたが決して忘れられない、過去の強烈な体験は何ですか?
ポジティブなことに限らず、ネガティブなこともあるでしょう。実は多くの場合、ネガティブな体験があなた自身をつくってしまっていることが多いものです。

言葉にできないほどの衝動体験をぜひ書き出してみてください。
その時、どんな気持ちだったかも書いてみましょう。



今回取り組んでいただくワークは、あなたが人生で心から求めているものを見つけるだけでなく、あなたの才能・アーティスト性・強み
を発見するうえでもとても大切です。


もし、思うように浮かばない場合は、8月度の〈ノイズレス・デザイン|2nd〉に立ち戻ってみてください。

あなたの心から求める〝本物の衝動〟は、過去の中に必ずそのそのルーツや源泉があります。
今回は楽しみながら、そういった過去を思い起こしてみてください。


そして、ここで覚えておいて欲しい大切なことがあります。
それは、「頭がつくるニセの衝動」に騙されないこと、振り回されないことです。

本物の衝動とは、あくまで「心の真ん中からわいてくるもの」「心の真ん中が震えること」です。

あなたの「心」は、外部情報から決して影響を受けることがないですが、あなたの「頭」は違います。

「洗脳」という言葉があるように、「脳」の中身というのは他人や社会、広告や大企業(または国)によって、意図せずあっと言う間に書き換えられてしまいます。

そんな「頭」がつくりだす強欲や煩悩というのは、誰も幸せにしません。

他人も〝あなた自身〟もです。
そして当然、地球環境や他の生物も幸せにすることはありません。

そして、そんな「頭がつくりだすニセの衝動」にどんなに従っても、欲望をいくら満たそうとしても、「心は永遠に
飢餓状態」のまま......。

「もっと、もっと」という欲望の無間地獄に陥り、死ぬまで決して、「真の満足」と「本当の幸福感」を得られることはありません。これぞまさに「不幸な人生」です。

そうやって、多くの人が人生を踏み外していきます。

「時間=命」
「情熱=命」「お金=命」を、そんなどうでもいいことに費やしてしまう行為は、「どうでもいい他人の人生を生きている」ことと同じだと思うのです。

逆に、あなたの「心」が本当に望むことを実現すると、たとえ小さなことであってもあなたは高い「幸福感」を得ることができ、それを重ねていくことで「人生の幸福度」はどんどん高まっていくのです。

むしろ「大きなこと」よりも、「小さなこと」に真の幸せを感じるものです。


さて次回は!
あなたの〝未来〟を創るための「あるリスト」の作り方です。
ぜひこちらもお楽しみに。



【今週のワーク】

〝本物の衝動〟を思い起こす7つの質問に取り組んでみましょう。

1.小さいころ夢中になったことは?

2.話し始めると止まらなくなることは?

3.ニヤニヤしながらやっていることは?

4.淡々とやっているけれど、嫌いじゃないなと思うことは?

5.飽きずに続けていることは?

6.今まで本気でお金を使ってきたことは?

7.あなたが過去もっとも強烈に印象に残った体験は何ですか?


自分がピンとくる質問だけでも構わないので、ぜひ時間をとって書き出してみましょう! ノートに書き出してもいいし、スマホでメモしてもいいし、PCでも構いません。

そして、自分で書いてみた答えを見なおしてみて、気づいたことも書き出してみましょう!

今回のワークは仲間と一緒にやるのにとてもいいと思います。
お互いがお互いに質問しあって「うそー!」とか、「マジで!?」とかやりながら思い出していくとすごく面白いですよ^ ^

なぜなら、上の「7つの質問」のうちのいくつかは、自分では気付いてなくても、周りにいる、あなたの「リアル・プロデューサー=あなたのことを愛し、認め、本気で理解しようと努めてくれる人」は、見てくれていることがあるからです。

親や子供、親友やパートナー、部活動の仲間やご近所さん、ここLSD.Campメンバー同士で声をかけあうなどして、グループワークショップなどやってみるといいですよ。

繰り返しになりますが、7つのワークは人によってはポジティブな体験ではないこともあるかもしれません。
そのときにもし、強い恐怖感をおぼえる場合は、無理に思い返す必要はないのです。

過去に何があったとしても、いまここLSD.Campに参加し、この〈メソッド&ワーク〉を最後まで読んでいる段階で、もうあなたはもう大丈夫( •̀ .̫ •́ )✧

1〜6のワークだけに集中し、ワクワクすることだけを思い返して、未来に向けて一緒に楽しく一歩を踏み出しましょう〜!!

もちろん、いつも通り「フリースタイルコメント」もお待ちしています。
さあ今週も、どこか自然の豊かなところでワークをやる人いるかな〜?