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《Camper's Report》発酵部×禅部コラボイベント!お寺でみそづくり&坐禅会

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 Camperのみなさん、こんにちは!

2月に開催された「発酵部」×「禅部LSD.Camp公認コラボイベントのレポートが、「禅部」部長の宇佐美智隆さんよりコミュニケーション掲示板で掲載されました!

今回はその投稿を、ここTOPスペースでも投稿させていただきます!

本イベントは素晴らしいコラボレーションだったので、学長の四角大輔がLSD.Camp公認とし、そのレポートをシェアします!!

素敵な記事をぜひお楽しみください!

今後も部活間のコラボレーションやこのような面白いイベントを楽しみにしてます!!

 

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みなさんは、「バタフライエフェクト」をご存知だろうか。
ブラジルの一匹の蝶が起こした羽ばたきが、テキサスの竜巻を引き起こす、というあれである。

そう、小さな蝶の羽ばたきは、このCampの中で確かに起きていたのである。



“2月に味噌作りのワークショップを開きたい”
https://lifestyledesign.camp/contents/618

読み飛ばしてしまうくらい無数にあるコメントの中で、一匹の蝶が羽ばたいた瞬間だった。

「これまで色々なイベントに参加してきたけど、今度は自分がイベントをやってみたい。お寺で何かできたら面白いと思うんだけど」

ここでも、羽ばたきが起きた。

「私、食にとっても関心があって、最近野菜や発酵にハマっているんです」

ほら、ここでも。

「ねぇ、みそづくりのワークショップを開きたいってコメントがあったよ。お寺でイベントにできないかな?」
「えっ、そうなの?」

発酵部を率いる蝶が教えてくれたこの情報に、ワークをサボりまくっていた蝶は寝耳に水だったという(笑)

「それなら、食に並々ならぬ関心があるあの人にもお願いしてみようか」

小さな小さな蝶の羽ばたきが重なって、嵐が起きた瞬間だった。




ところ変わって、舞台は西麻布にあるお寺・大安寺。2/18のことである。

ここは禅部部長・宇佐美の中高時代の親友である、久松彰彦が父親と運営しているお寺だ。

「お寺でみそづくり&坐禅会」と銘打ち、Lifestyle Design Campのバックアップを受けたこのイベントに、個性豊かなCamperたちが集結した。

みな、事前に用意した材料を持ち寄り、非日常的なお寺の雰囲気を楽しんでいる。

材料・作り方を監修したのは、羽田恵。みそづくりは16年になるベテランだ。
この日は参加者に羽田家直伝のみそづくりを伝授してくれる。

サポートを務めるのは、発酵部部長・鈴木秋香、野菜ソムリエ・高橋葉子。
二人は、今年に入って外部のみそづくりイベントに参加して、ノウハウを持ち寄ってくれている。

そして、何も知らない禅部部長・宇佐美智隆。
「え、味噌って大豆から作るんですか?」

恵さんのレクチャーがはじまる。なんと、ツイキャスでライブ配信をしながらだ!
まずは、大豆を茹でて温める。
市販の水煮大豆を使うにせよ、自分で茹でた大豆を使うにせよ、温めることで殺菌し、潰しやすくする。

その間に、塩と麹を混ぜる。固まりがないよう、よく混ぜる。

温めた大豆をビニール袋に入れ、潰していく。完全にペーストになるまで潰してもいいし、田舎味噌のように大豆の食感を残すくらいでもいい。

潰した大豆に、先ほどの塩切り麹を混ぜ込んでいく。大豆の温かさと手に伝わる感覚が気持ちいい。
自然に触れているって、こういうことなんだと感じた。

十分に混ざったら、ボール状に丸めて、保存容器に投げ入れていく。
これは、中の空気を抜くためだ(空気が入っていると、そこにカビが発生してしまう)。

投げ入れるときに、日頃のストレスの原因を想像して、その思いを発散するのもご一興。
誰が一番強く投げ入れていたかというと……。
おっと、ここでは黙っておこう。

投げ入れた味噌の素を平らにならしたら、ここからが羽田家秘伝のレシピ!
酒粕を上に敷き詰めていく。
味噌に直接カビが生えないようにするためだ。

こうして、味噌の仕込みが完了。
だいたい、9月まで待てば完成だ。
恵さんから、それぞれの住居に適した保存方法が伝授された。

この日は、顔なじみのCamperも、はじめましてのCamperも参加してくれた。
大豆を順番に茹でる関係で待ち時間が発生したが、その時間を使って様々なトークに花が咲いた。
自己紹介からはじまり、Campのこと、日常のこと、発酵のこと。
中には、カスピ海ヨーグルトの作り方なんていうマニアックな話も!!

全体を見渡していて、味噌に直接触れること、一緒に作業をやることで、Camper同士の緊張が解け、和気あいあいとしたムードが広がっていくのを感じた。
言葉にするのは難しいけれど、それはなんか「しあわせ」なんだと僕には感じられた。

運営3人の食に対するスキルは言うまでもなく、Camper一人ひとりの個性、キャラクターに、僕はとても感銘を受けた。

これまで、色々なイベントを行ってきたが、こんなに楽をさせてもらって、心から「あぁ、やって良かったな」と思えるイベントははじめてだ。

そして、僕の中に起こった小さな変化。
「食べることって、生きることそのもの、命そのものなんだな。こういう瞬間を積み重ねていこう」

そして、会場の片隅では、新たな蝶が羽ばたこうとしていた。
https://lifestyledesign.camp/events/111

そう、何気ない一言が、ちょっとした行動が、気付かないうちにカタチになっていく。
このCampの中では、そんな化学反応がいとも簡単に起きてしまう。
だから、まずは小さな勇気で、小さな羽ばたきを起こしてみる。
最近僕が気づいた、「Campの歩き方」だ。


さて、前座はここまで!
レィディーズ、エーンド、ジェントルメン!
大変長らくお待たせしました。
紹介しましょう、美しき3人の蝶、もとい、食のプロフェッショナルを!!




【羽田 恵】 as クッキングブロードキャスター

味噌作り、というのはとても簡単です。

塩と麹をまぜ、潰した大豆と混ぜ、保存容器に入れ、9月まで発酵させると出来上がり。

手順はただこれだけ。

でも、同じ材料で作っても、「手前味噌」という言葉があるように、出来上がったお味噌の味は違うのです。

なぜか?

一つ目。素手で材料を混ぜるので、一緒に混ざる常在菌が一人ひとり違います。
今、除菌グッズが大流行です。もちろん病原菌は怖いのですが、常在菌には乳酸菌などもあり、体に悪影響を与えるものだけではありません。
菌=悪いもの、という固定観念を崩すきっかけになります。

二つ目。保存容器。
手軽なのはプラスチック容器ですが、プラスチックだと空気がまったく通りません。
しかし、木や陶器だと微細な穴から空気が通ります。味噌が呼吸できると言ったらよいでしょうか。おのずとプラスチック製品の不自然さを知ることとなります。

三つ目。保存場所。
味噌の作り方は本やネットにもたくさん掲載されています。それらの多くは「冷暗所に保存し、9月に出来上がり」と書いてあります。

しかし、同じ冷暗所でも、木造家屋と鉄筋コンクリート造りのマンションでは室温が違います。
冬場でも暖かいマンションでは9月まで発酵させると発酵が進みすぎて、とても辛い味噌になる場合が多いのです。だから、本格的な夏が来る前に味見をし、十分発酵したと思った時点で冷蔵庫に入れてしまう必要があるのです。

味噌だけでなく、漬物などの日本の発酵食品はマンションではあまり上手に出来上がらないとよく言われます。

発酵食品には微生物の活躍が必須なのですが、私たちの腸の中にも微生物たちがたくさんいます。
マンションで日本の微生物たちがきちんと働かないということは、マンションに住む人たちの体はいったいどういう状態になるのでしょうか?
簡単に想像できますよね。昔に比べ、アレルギー体質の人が増えているのはどうしてか?味噌作りからひとつ答えが出るように思います。

味噌を作ること。
そこからこのような社会的問題を知ることとなり、自分のライフスタイルを考え、行動することにつながるのです。

https://lifestyledesign.camp/profile/485

【恵さんのツイキャスライブ】
アカウント: 大阪みかん
6:30〜7:30 月〜土曜
18:00〜19:00 週3回程度
※いずれも不定期配信、日程の変更がある場合があります。




【鈴木 秋香】 as 発酵マイスター

発酵部、部長の鈴木秋香です。

発酵食品を自分で手作りするって、まだ作ったことがない人にとっては「手間や時間がかかって大変そう」「料理するよりハードル高そう」なイメージだと思います。

私が普段、発酵部に投稿する時に意識しているのは「これならできそう!」とか「やってみようかな?」と思ってもらえるような内容にすることです。
具体的には、すぐできて(2~3日とか1週間、甘酒は6時間で出来ちゃう!)簡単に出来て比較的失敗も少ないものにしています。
初めて作ってダメだったら次に繋がりにくいと思うから。

何と言っても発酵食品は”微生物”=菌ちゃん達が美味しくしてくれるので、使う材料の数も驚くほど少ないです。
何か1つでも始めてみると、他にも醸したくなるのが発酵かなと思うので。(私だけ???)
その最初の入り口を案内できればなぁ、、と模索しております。


そんな発酵部も2ndを迎えて、今回の味噌造りのイベントを開催したかったのも、季節をこえてみんなでお味噌を育てていく過程を楽しみつつ、それぞれの持っている常在菌や家つきの菌によってどのように味噌の味がちがってくるのか?
味噌が出来上がったら、みんなで持ち寄ってまたワイワイ楽しめるようなことがしたかったから。

発酵食品は、いろんな菌が複雑に介在してじっくり時間をかけて美味しくなるものです。
発酵部もみんなで時間を紡いで、素敵な場となればと思いました。

幸いにもワーク《Body & Mental Design 02|2nd》のコメント欄、大輔さんの「お味噌のワークショップぜひ!」を受けて恵さんの「味噌造りやります!」というやりとりを読んでいました。

そして禅部部長の宇佐美君に何気なく持ちかけた「お寺で味噌造りのイベントやろう!」に快く「やろう!」と受けていただいたこと。

また、野菜ソムリエを取得された食のエキスパートである葉子さんにも講師としてイベントを引き受けていただけたこと。

漠然と「味噌造りのイベントがやりたいなぁ。。」と考えていたことが実現できたことは、この3人に感謝しかありません。
全てタイミングと人が揃って開催出来たイベントだったなぁと感じました。

発酵部を立ちあげた当時の私は、Campに入ってまだ日も浅く、発酵についても学び始めたところだったので、無茶振りと受け取ってしまっていました。
これまでMeet upの場で、部活紹介の際に発酵部を立ち上げたエピソードで「大輔さんの無茶振りで、、、。」と話していましたが。

今思うと、豆乳と玄米だけで作る”豆乳ヨーグルト”の作り方という、とてもマニアックな話をする私は、とても熱がこもって話していたのでしょう。。。そんな私のアーティスト性(?)を見出していただいての「発酵部を立ち上げてください」という大輔さんの言葉だったのかなと感じました。(大輔さん、違ったらごめんなさい。。。 ←「秋香部長。その通りですよ〜♪」by 学長・四角大輔より)

もし発酵部を立ち上げてなかったら、イベントの企画や運営をしたり、発酵部の投稿を通じて発酵について発信したりすることは無かったです。そんな場や機会をいただいて、本当にありがとうございます。

そして最後になりましたが、イベントにご参加いただいたみなさん、お寺でイベントを開催させて頂いた久松さん、ありがとうございました。
とっても楽しかったです!!

そして次のイベント予告、秋にみんなで作って育てた味噌を持ち寄って「利き味噌イベント」やります♪
今回時間がなくて出来なかった「手前みその歌」も踊りますよー!!(笑)

ということで、引き続き発酵部をよろしくお願い致します。

https://lifestyledesign.camp/profile/293




【高橋 葉子】 as 野菜ソムリエ

私は食べることが好きだ。

ごはんを作って誰かに食べてもらうのも好き。

「おいしいね」と言いながら大切な人たちと共有する時間や感覚。

ふつふつと幸せを感じる。


では、どのようなときにおいしいと感じるのだろう?

・食べものの命を頂いていることへの感謝の念が湧くとき。

・食べものや素材そのものが持つパワーが身体に染み渡っていく感じがするとき。

・作り手の愛情が感じられるとき。愛情を込めて作ったとき。

自分の心に手を当ててみると、このようなときにおいしい、幸せだな。
ひいては、あぁ生きている!と感じるような気がする。

そんな風に感じられるごはんを食べたくて。
身体が喜ぶごはんを大切な人たちのために作りたくて。

自分で野菜を育くんでみたくなり、ほぼ自給自足をされている有機農家さんのところで今年から学ばせてもらっている。

ちょうどお味噌作りの前日に農家さんを初めて訪ねたのだが、畑で摘んだ菜ばなを青空の下その場で食べてみると、菜ばなのほのかな苦味が口いっぱいに広がってとても美味しい。
家に帰ってから、摘んだ菜ばなをさっと茹でてくるみ味噌で和えてシンプルにいただいてみると、菜ばなの苦味とほのかに甘いくるみ味噌のバランスが絶妙でこれも美味しかった。

このように素材そのものを活かすシンプルなごはん作りをしたいと思っている。

そのためには第一に素材が大切。
例えば農家さんが丹精込めて作った新鮮なお野菜。
そして素材にちょっぴりアクセントをつけてくれる調味料も大切。

このような想いがあり、塩麹や醤油麹、甘酒などを昨年から自家製で作り始めている。お味噌も今年は作ってみたいと考えていたところ、宇佐美智隆さんからお声掛けいただき今回の企画に参加させていただくことになった。

当日は夫と2歳の娘も一緒に参加させてもらった。
3人で一緒に大豆を潰し、塩と麹を混ぜ(塩切麹)、潰した大豆と塩切麹を混ぜ合わせ、団子状に丸めて容器にポンと投げ入れ詰めていく。
(個人的には麹の甘い香りが漂っているのがなんとも幸せだった)

娘は楽しかったようで、気づいたら一緒に参加していた方の味噌作りもお手伝いさせてもらっていた。(お相手していただき、ありがとうございました!)
家に帰ってからも「お味噌、コネコネしたねー」と嬉しそうに話していた。

今回仕込んだお味噌が秋頃に出来上がった際には、「一緒にこねたお味噌だよ」と言いながらお味噌汁を一緒にすすりたいな、と思う。

「あなたの身体はあなたが食べたものでできている。」
最近、よく耳にする言葉。

もちろん食べものだけでなく、睡眠、運動や心の状態、日々のライフスタイルあらゆるものが相互作用して「あなた自身」が作り上げられていくのだと思う。

様々なことが「あなた自身」の土台になることを大前提として、
食べものにフォーカスして考えてみると。

今、日本では食べものを比較的簡単に手に入れることができるように感じる。
その分、どのような食べものを選ぶのか、個々人が意識して選択をすることが大切になってきている気がする。
もちろん個々人によってライフスタイルやものごとの優先順位は異なると思うので、これが100%正解というものはないと思う。
なので、各々のライフスタイルや優先順位の中で、その時点での、無理のない、でもより良い選択を意識的にすることができれば良いのではないかな、というのが個人的な想い。

さて、味噌作りに話を戻すと。
来年からも味噌作りを家族の恒例行事にしたいなと思っている。
そして、娘が食について考えるきっかけのひとつになれば良いかなとも思う。

味噌作りに参加されたみなさまやこのレポートを読んで下さったみなさまにも、何か感じるところがあれば幸せです。

この度は貴重な機会をありがとうございました。

https://lifestyledesign.camp/profile/680



あ、坐禅会のコメントを忘れた!
よし、毎月定例、禅部の坐禅会に行ってみよう。
答えはそこにある、かもしれない。



All fantastic photo by SungJoon Park (@sungjoonraw)

https://lifestyledesign.camp/profile/67
https://campers.photo