Camperの皆さん、おはようございます。

ニュージーランドより、ホディー愛です。


数週間前にゲスト企画で、長々と自己紹介を書かせてもらいました。

はじめまして!ニュージーランドのホディー愛です。


読んでくれた皆さん、コメント、Manaをくれた皆さん、ありがとうございました!!

私はおしゃべりは大好きなんですが文章を書くことが昔からとっても苦手で、皆さんにとって価値ある話となっていたか不安でしたが、温かいコメントをたくさん頂けて、とても嬉しく思っています。



さて第二回目の記事は、事務局のじゅんじゅんからのリクエストで、

「ニュージーランドの魅力」と題されていましたが、ニュージーランドの魅力は、それはもう多岐にわたりすぎて…語り尽くせません。


なので、ニュージーランド全体のことについては、皆さんのお手元にあります(ありますよね?)「LOVELY GREEN NEW ZEALAND 未来の国を旅するガイドブック」をご覧ください。

ニュージーランドオタクである四角大輔学長が、とても分かりやすくまとめてくれています。


こんなに理想的な国が本当にあるの?と疑問に思う人も多いと思います(Camperの中にはいないかもしれませんが、世間一般的に)

でも、これ全部本当なんです。


(夫の家族とよく行くマルボロサウンド)



【ニュージーランドの魅力の根底にあるのは「自然との距離感」】


私がお客様からニュージーランド旅行に関するお問い合わせをもらうとき、もちろんまずはお客様の要望<ニュージーランドでやりたいこと、見たいもの>を聞きます。

そこで1番よく言われるのが「自然を感じたい」ということです。

私も、ニュージーランドに来ることを決めた理由は「自然が豊かそうだから」でした。


その誰もがニュージーランドと聞いて1番にイメージする「自然」


それは、アマゾンのジャングルやヒマラヤという過酷で危険そうな、人間を寄せ付けなさそうなイメージの大自然とは違います。(これにも個人的には惹かれるんですけど)


ニュージーランドの自然は、すぐそこにあって、そしてそこに立ち入った私達を温かく包み込んでくれるような、そんな柔らかいイメージの自然です。



首都のウェリントンや最大の都市オークランドでも、少し歩けば広々とした大きな公園があり、住宅街の裏にはひっそりと原生種の植物で繁る森が隠れていたりします。


都市部以外の土地も、国立公園などの自然保護区と、農地や生産林などの人間が活用する土地とにしっかりと分けて管理されていて、皆が安全で快適に自然の中で過ごすことが出来るように、ウォーキングトラックや山小屋、ピクニックテーブルなどが整備されています。


自然を感じられる場所がすぐそこにあり、安全に楽しめるのなら誰でも出かけたくなりますよね。


余談ですが、誰もが自然を楽しめるように整備されている一方で、自然保護区の中では、建物を建設することや保護区を商業利用することには制限や様々な厳しいルールが定められています。

例えば、ツアー会社がお客様を案内することも、商業利用にあたるため、事細かに活動内容を申請した上で国に許可を得ると共に、利用人数に応じて自然保護区使用料のような特別な料金を支払わなければなりません。これにより、不特定多数の業者が旅行者を連れて国立公園に入り、トラブルが生じたり、知識不足により自然に悪影響を及ぼすことを防いでいます。


(義理の母、ミルフォードトラックにて)



結局のところ、ニュージーランドの文化的、社会的な魅力、人々の温かさも、

この 自然との距離が近い というのが根底にあると思っています。



この広く温かい自然に頻繁に触れることで、それを守りたいという気持ちや、他者にも温かく接したいという気持ちが育まれ、また頭をクリアにした状態で合理的に物事を考えたり、創造的になることができるのではないでしょうか。


もちろんニュージーランド人だって、都会にあこがれる若者がいて、国内の都市部や海外に出て行く人も多いです。

しかしその多くは、その後にまたニュージーランドに戻ってきます。安全で福祉が充実していること、起業がしやすいこと、さらに何よりも子育てに最高の環境だということで、パートナーが出来てから帰国して子育てをニュージーランドでしたいというカップルが多いように思います。


(ネルソンのとある公園でのマーケット)



【自然と暮らしのバランスが丁度良い、ネルソン】


私の暮らすネルソンは、自然がすぐそこにあり、しかし観光地というよりも人々の暮らしがある場所。


夫に出会ってネルソンでの定住が決まる前から、ニュージーランド中を旅して見てきた場所の中でも、暮らすのに1番最適だと思ったのがネルソンでした。


厳密に言うと、私が住むのはタスマンというエリアです。

ネルソン市の隣の広い郊外のエリア、日本で言うと「タスマン郡」と言うと分かりやすいでしょうか。


(ここです。青印が私の家の場所でそのすぐ東にネルソン市があります。地図で緑色のところは森なので住宅があるのは白色のところだけ。)



ネルソン市は445㎢と小さく、一般的にニュージーランドの人が「ネルソン」と言うときには隣の「タスマン」も含みます。

ネルソン市街地からタスマン群との境界までは車で15~20分くらいです。日本の都市部のように交通量が多くないので、なお近く感じます。


ちなみに、面積と人口について、面積の近い日本の都市・県と比較してみると、こんな感じです。


ネルソン市 面積445㎢ 人口5.29万人

高崎市   面積459.2㎢ 人口37.09万人(7倍!)

横浜市   面積437.5㎢ 人口372.48万人(70倍!!!)

 

タスマン群 面積9,771㎢ 人口 5.48万人

青森県   面積9,646㎢ 人口130.82万人(約24倍!)


ネルソン+タスマン 面積10,216㎢ 人口10.77万人

岐阜県       面積10,621㎢ 人口203.19万人(約19倍)


尚、ニュージーランドと日本の比較は…

ニュージーランド 面積27万㎢  人口495万人   人口密度18.2人/㎢

日本       面積37.8万㎢ 人口1億2,616万人 人口密度334.5人/㎢(18.4倍)


岐阜県は山も多く日本の都道府県の中でも自然が多いイメージなので、ネルソン・タスマンがその20分の1程度の人口密度というのには驚きです。

(以降ネルソン+タスマンのことを「ネルソン」と表記します。)


尚、いつもお客様には青森県の例の方で話をしています。

うちがりんご農園なので、りんごの産地という共通点と、さらになんと緯度もネルソンと青森は同じなんですよ!


(夫のりんご農園)




この人口密度の低いネルソンですが、ただ田舎という以外に、たくさん良いところがあります。


・サニーネルソンという名でも知られる、国内で最も晴天率が高い場所

 東西南に山があり、北側は大きなタスマン湾に面しています。南半球の北側は、北半球で言う南側のように太陽が昇る方向。山々が雲を遮ってくれて、反対側から常に太陽がぽかぽかと照らしてくれる、とても気持ちの良い場所です。


・第一次産業とそれに関わる産業が市の財源の約4分の1、観光業は10数%(パンデミックの前)

 第一次産業も、幅広く色々なものを生産しているのがネルソンの特長。

 例えば酪農だけ、ワイン用のぶどう畑だけ、というのではなく、ネルソンには農業、林業、水産業の全てがあります。農業の中には、りんご、ワイン用のぶどう、キウイフルーツ、ベリー類、野菜類など、正直挙げるときりがないほどの様々な作物を生産しています。そのため、レストランも家庭の食卓もほぼ全てが地消地産


・食べ物が美味しい

 太陽のパワーに肥沃な大地とクリーンな海で育まれる様々な食物はどれも味がしっかりとしていて、味付けが必要ないくらい本当に美味しい。


・ネルソンの市街地から、3つの国立公園に約1時間でアクセス出来る

 黄金のビーチが美しい楽園のようなエイベルタズマン国立公園、国内で2番目の広さを誇り手付かずの自然が多く残るカフランギ国立公園、氷河で形成された湖とブナ森が美しい癒やしのネルソンレイクス国立公園。どこも1時間ほどでアクセス出来るので、朝寝坊してからでも行けちゃう。


・町中にあるサイクリングトレイル

 ネルソンには、「タスマン・グレートテイストトレイル」というサイクリングトレイルを中心に、町中にサイクリングトレイルや遊歩道が張り巡らされています。トレイルは、海岸線沿い、ぶどう畑の間、牛や馬などのいる農場の脇などを通ります。車道からは見られない景色がゆっくりと見られることはもちろん、車が進入できないためとても安全で、地元の人々は老若男女を問わず皆がサイクリングやお散歩を楽しんでいます。


・地元の人が地元が大好きでみんなにっこにこしてる

 日本から、オークランド経由でネルソンに戻ると、空港に着いたときから出迎える人達が笑顔いっぱいで、ほっとします。実はその前から、ネルソン行きの国内線に乗った時点で皆仲間が集まっているような気持ちになるのか、機内のおしゃべりが増え、知らない人同士でも会話が繰り広げられる程です。


すぐそこにある自然と、その恵みを頂きながらの生活…

ニュージーランドの豊かさを感じてもらうのにぴったりの場所だと思っています。


(ネルソン郊外のワイナリーレストランより)




【エイベルタズマン国立公園の楽しみ方】


皆さんがネルソンに来られることがあれば、まず行って欲しいところ。

それは3つの国立公園の中で最もネルソンを代表する「エイベルタズマン国立公園」です。


国内に14個ある国立公園の中で1番面積が小さく、国の定めるグレートウォークスのうちのひとつ「エイベルタズマン・コーストトラック」がありウォーキングトラックがとても良く整備されている他、天気の比較的悪い南西側に山が有ることから天候が良く、シーカヤックにもぴったりの場所。


ネルソン市内から毎日バスも出ているので車がなくてもアクセス出来、そしてアクティビティ会社もたくさんあり、どんな方でも気軽に自然を楽しむことが出来ます。



体力に自信のない方は、ボートを利用して公園の中心部に移動し、とても簡単なトレッキングコース(数分~1時間半)をお散歩しながら野鳥の歌声を聞き、静かな黄金の砂浜の上でのんびりして過ごすのがお勧め。

この記事のトップの写真は、このお勧めのショートウォーク上で遭遇した飛べない鳥ウェカのファミリーです。全く人を怖がらず、まるでトラック上で別の旅行者にすれ違うかのように普通に通り過ぎて行きました。。。



アクティブな方には、カヤックキャンプやキャニオニングなどが人気!

キャニオニングは、渓谷を懸垂下降、ウォータースライダー、滝壺ジャンプなどをしながら下っていきます。英語での説明が分からないと怪我をする恐れがあるので、英語に自信のない方には通訳ガイドの同伴をお勧めしていて、私も何度か通訳ガイドとして参加しています。正直結構激しく、とってもエキサイティングで、こんなアクティビティを安全にお客様に体験させられるスキルと安全管理システムがあることに驚きます。



そして、1番お勧めのアクティビティは、やはりじゅんじゅんも参加してくれた、

ロッジ泊食事付きのカヤック&ウォークです。


弊社リアルニュージーランド内のウェブページをここに貼り付けておきますね。

エイベルタズマン ロッジ泊ツアー


全てガイドさんが付いてくれていて、とてもフレキシブルなツアーなので、体力に少し自信がなかったり、お子様や年配の方と一緒でも、エイベルタズマン国立公園の美しい自然を最大限に楽しんでもらう事が出来ます。



特にエイベルタズマン国立公園の素晴らしいのは、

五感を刺激してくれるところ。


Camperの皆さんの中には、心を癒やすために、五感を意識して刺激されている方もいらっしゃるかもしれませんね。


エイベルタズマン国立公園では、1日のんびりと歩きながら、五感である視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の全てをたっぷりと刺激することが出来ます!


<視覚>


言うまでもなく、美しい景色。

森の木々の隙間からキラキラと垣間見える青い海や、海岸線上での黄金の砂浜から濃い青色へのグラデーション、人を恐れず自由に飛び回る野鳥など…


<聴覚>


国立公園の内部は人工的な音はほとんど聞こえません。たまにボートが通りかかる時くらいでしょうか。

あとは木々がそよ風に揺れる音や、なによりも野鳥の歌声が素晴らしい。

海岸線の波の音は、穏やかな海ですのであまり大きくなく、優しい感じです。


<嗅覚・味覚>


みなさん、「ハニーデュー」って聞いたことありますか?

(ニュージーランド訛りではハニージューと言います。)

主にネルソン周辺の森に生息する南極ブナの幹に付く、黒いカビ菌。そのカビ菌を介してカイガラムシが木の幹の内部に侵入し、樹液を吸い上げます。その樹液の一部が分泌液としてカビ菌で覆われた幹の外側に雫として出てきます。

この雫は蜂やニュージーランドの野鳥の大好物。

ミツバチがこのハニーデューを集め、作り出されるのがハニーデューハニー。

カビ菌、カイガラムシ、樹液、蜂からの多様な天然酵素が含まれていて、実はマヌカハニー以上に身体に良いとも言われています。


エイベルタズマン国立公園でウォーキングをしていると、ふと甘い、少し発酵したような臭いが漂っていることがあります。

すると周りの木々の幹に黒くもこもことしたものが付いているのが見え、近づいてみるとそこからハニーデューがしたたっているのが分かります。

このハニーデュー、このまま食べても問題ありません。

小さな雫ですので、指に4~5つほど取って、なめてみるとしっかり甘い味がするんです。


マヌカハニーでとても有名なマヌカという植物。

全国各地に生息していますが、エイベルタズマン国立公園にもたくさんあります。ハニーになるのは蜂さんが集める花粉の部分ですが、その葉などを含む植物自体に抗菌作用があると言われています。

アロマなどで使われるティーツリーの仲間ですので、その葉もとて良い香りがします。

マヌカの葉を枝ごと両手でもみもみすると、爽やかな香りが楽しめます。

私はお客様をご案内するときに休憩中にその辺のマヌカの木から小枝を拝借して、フレッシュマヌカティーを煎じて飲んでみてもらうこともあります。


<触覚>


これは、本当に是非体験して欲しい。

裸足で歩くこと。


エイベルタズマンのウォーキングコースがとてもユニークなのは、潮の満ち引きの度合いによって、コースが変化すること。

潮が満ちているときは、湾沿いのコースを歩かなければなりせんが、潮が引いているときにはその干潟の中を歩くのです。


見てください!このじゅんじゅんの楽しそうな顔。


「干潟を歩くので裸足になりましょう」と私が言ったときには、え?まじで?とちょっと嫌そうな顔をしていたじゅんじゅん。一歩足を踏み出すと、その大地と繋がる気持ちよさに笑顔がこぼれ、こちらもにやりでした。


もし潮が満ちていて干潟を歩けなくても、コースの一部に砂浜を歩くところがあるので、そこで是非裸足で歩いて欲しい。


砂浜の砂はマッサージのように気持ちよく、干潟は泥のぬるっとした感触がして、一方粒の大きい石や尖った石、干潟の貝殻のあるところは当然慎重に踏まないと痛かったり。

日向は温かくて日陰に入るとひんやりする。


頭で考えれば当たり前のことですが、靴を履いていると感じないものです。


足の裏で大地の感触を踏みしめると、なんだか自然と繋がっているような感覚になります。


この感覚が私は大好きです。



皆さんも是非エイベルタズマン国立公園に来て、ニュージーランドの誇る大自然を身体中で感じてください!


その為にも、旅行のスケジュールは詰め詰めにせず、余裕を持っていらして下さいね。のんびり過ごして、心からリラックスしてから、初めて気が付くことが色々とあると思います。


(珍しいオレンジ色の砂浜から、海の青へのグラデーション)

(これがハニージュー。1人で歩いている時でもついつい舐めちゃう。)



私にとってニュージーランドは、ありのままの自分で居させてくれる場所。


自分の個性を引っ込めて普通の人を演じたり、逆に○○キャラになってみたり、そんなことはもう全く必要なくなりました。

私は大学時代から山登りが好きで、社会人になってからは、山に居るときに「本当の自分」を感じることが多かった…というか、山にいるときしか本当の自分ではなかったように思います。


今は私の大好きな自然がすぐそこにある環境で、さらにそれを日本から遙々来てくれた方々にも楽しんでもらう手伝いをすることを仕事にすることが出来ています。


そしてプライベートは、日本人であることが既に周囲の人にとって普通ではないので、普通を演じるもなにもありません。。。

自分が思う常識がこちらでも同じように常識であることは多くないので、自分が常識だと思っていた事について改めてその根拠を考えてみて、自分の考えを相手に伝え、お互いに尊重して理解し合うしかありません。でも本当にありがたいことにニュージーランドの人々は「みんな違って当たり前」という考えの人が多く、苦労はありません。



この〈LifestyleDesign.Camp〉も、なんだか居心地の良いところですね。

Camperの皆さんが、ただただ世の中の流れに身を任せるのではなく、ありのままの自分と向かい合い、行動に繋げている方達がいて、それを仲間達が共感し、応援し合っている。とても刺激的で、温かく、素晴らしいコミュニティだと心から思っています。


ニュージーランドの魅力については何度も耳にされている方が多いだろうと思いますが、今回は私の思うニュージーランドやネルソンの魅力についてシェアさせてもらいました。誰かにとって何か少しでも刺激を与えられていたら嬉しいです。


お読み頂き、ありがとうございました。



ホディー愛

リアルニュージーランド

http://www.realnewzealand.net/