広島の蔦屋家電さんで、大輔さんと1年ぶりに再会した。
ちなみに、
僕は、大輔さんに会うと、今でも毎回緊張する。(ネットもだけど、リアルだと特に)

緊張するってことは、潜在意識の現状維持機能が、
「コイツ、変わろうとしているぞ!とめなきゃ!」
としているということ、
逆説的に言えば、大きく変われるチャンス到来ということ、リーチ目がきてる。

結果的に言うと、今回も、めちゃくちゃ刺激受けた。変われたと思う*(^o^)/*
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蔦屋家電さんで、
『超ミニマル・ライフ』の対談をさせてもらった後、打ち上げに。

そこに、大輔さんの、レコード会社時代の後輩、川上さんが来られた。
その時代のお二人の話をきけたのは、
すごく大きな経験だった。

大輔さんが、四面楚歌になりながらも、アーティストを守るために、戦ってた話を沢山聞いた。
あるときは会社内部と戦い、またあるときは社外の大きくコワい相手とも戦い。
しかも変化球ではなく直球勝負で。

僕は、
「なんで大輔さん、メンタル弱いって言ってるのに、そんなに戦えたんですか?」

と、質問した。

川上さんも、

「僕もそう思う。当時もメンタル弱いなんて思わなかった。」

と言っていた。

「実はメンタル弱いねん」

と、大輔さんは笑ってるだけ。
答えになってない。。。

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でも話をきいていくうちに、気づいた。

大輔さんと、アーティスト達は似てるかもしれないと。

絢香さん、吉田美和さん、Coccoさんの話を聞いた。
ステージ上では、
コンサート前の控え室での緊張や、普段の人前でナイーブなところなえど、まったく見せない。
そして歌いきると、そでではスタッフに抱えられながら、歩けないくらいになっている。
完全に出し切っている。

ステージでは別人になる。

いや、本当に別人のようなのだろうか?

違うと思った。

この人達は、不器用で、繊細”だからこそ”、
全力で歌うこと、表現することしか、できない人達なのだと思った。

8割で歌うとか知らないし、できない。
自分の全てを使い、なりふりかまわず、まっすぐに、歌にして出し尽くす。
ほどほどになんて出来ない。
そんな人達を人は歌手と呼ぶんだなと気づいた。

そして、
大輔さんも、全力でプロデュースしきっている。

戦い、四面楚歌にされ、業界の大物に呼び出されても、まっすぐにつらぬきとおしている。
本当の内面にある、メンタルの弱さなんて、周りにはわからない。
プロデュースは大輔さんのステージで、やはり別人のように活躍する。

大輔さんは、アーティストをプロデュースすることにたいして、
全力でやることしか知らない人なのだと思った。

8割なんてできない。想像もできない。意味がわからない。

真っ直ぐで、ピュアで、まわりに馬鹿とよばれるぐらいの歌手を、
それと同じぐらい、
真っ直ぐで、ピュアで、周りに馬鹿と呼ばれるぐらいの大輔さんが、プロデュースしていた。

だから、これは努力ではなれないなと思った。
全力を出そうとがんばってるわけじゃない。
全力を出してしまう、そうする以外に方法をしらないいんだ。

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となると、
今一番の興味は、
それは生まれついて決まっているものなのか?
それは再現性があるのか?

なんで、アーティストや大輔さんはそうなったのか?
(意識してないとすれば、なっちゃったのか?)
他の人達も同じようになれるのか?
少しでも近づく方法はあるのか?

「それがこの『超ミニマル・ライフ』やん」
と大輔さんに言われそうな気がするけど、、

それもたしかに一部わかる。

川上さんにきいても、当時から大輔さんは、
ちゃんと食べて、ちゃんと動いて、ちゃんと休んで、ちゃんと寝て、しっかり遊ぶ、
を実践していたそうだから、
まさに、『超ミニマル・ライフ』に書かれたことを、実践してたんだな、
と証言者の立証も得られた。

心身が整っていたからこそ、ここぞっという勝負の点で、判断を誤らず、真っ直ぐ戦えたんだとも思った。
だから、メソッドは間違いない。

ただ、もうひとつ。
大輔さんやアーティストにあって、僕にないもの。

「全力を出そうとがんばってるわけじゃない。
全力を出してしまう、そうする以外に方法をしらない」

という部分。
ここがキモになるわけです。

”自分の夢の為に全力になれる”
ニュージーランド移住に費やした大輔さんのエネルギー、
釣りや登山に費やしたネルギー、
それは解るけど。

大輔さんは、
仕事にも全力になれた。
全力を出してしまう以外に方法がない状態にあった。

夢中になれるコトにフォーカスして、
自分の資源を集中投下するのが、『超ミニマル・ライフ』だけど、
大輔さんは、遊びも、仕事も、1年間丸ごと、全力でいられた。

これは、すごいなと思ってしまう。

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でも、ここまで考えてきて、
遊びも仕事にも全力でいられる、その為のカギはあそこしかないな、と思いついた。

感動する力かも。

対談の時に、大輔さんが言っていた。
ニュージーの川でマスをヒットさせて、竿先がググッとしなっている写真をスクリーンに写して、

「この瞬間なんです。この瞬間の回数を増やすために、探し求めて、ここに住んでいるんです。」

少年の大輔さんが野球して、打った瞬間の写真を写して、

「バットの芯で、ボールをとらえる瞬間が一番感動したんです。」

僕も釣りをするし、野球もしたこともある。
けど、たぶん、いやきっと、大輔さんより感動してない。
感動するポイントがぼやけている。なんとなく嬉しかったり楽しかったりしている。

大輔さんは、
感動を味わう、解像度が高い。
瞬間の解像度が高い。

だから感動の絶対量も多いから、遊びにもめちゃくちゃ夢中になれるのだと思う。

陰陽論で、↓こんな絵がある。黒と白の丸。
仕事と遊びは、その白と黒の部分なのかもと思った。

IMG_1076.JPG 1.89 MB
きっと大輔さんは、
めちゃくちゃ感動できる→遊びにめちゃくちゃ夢中になれる
→仕事の感動も大きくなる→仕事にも全力になれる。とういか、なっちゃう。

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となると、
最後は、どうやったら、感動の感度を大輔さんみたいに高められるんだ?
という疑問。

あ、その為には、
身の回りの刺激物は排除して、シンプルにして、
落ち着いて、心穏やかでいて、、
小さな感動でも敏感にキャッチできるように、
ノイズ多いと、アンテナの感度上げたらノイズでうるさいから。
ノイズ減らせば、アンテナの感度上げられるってことだな。

ということは、
あ!!

やっぱり『超ミニマル・ライフ』じゃん。汗

そして、アンテナの感度は、不器用さと繊細さ、
つまりピュアさに比例して高まっていく。
歌手たちを見ればわかるように、ピュアな人ほどガラスのハートを持っていて、
メンタルが弱い。

「実はメンタル弱いねん」
の意味が少しわかった気がした。

と、
我ながら、非常に遠回りして、
岡山から広島に行くのに、わざわざ飛行機で地球一周して行くみたいに、遠回りして、
たどりついたのは、

『超ミニマル・ライフ』にそっくりそのまま書いてあることなのでした。。。涙