埼玉県の小川町でブドウを植えるとき、地主さんに言われた言葉です。
すごく穏やかで優しいお爺さんが、まだ何も植わっていない広い草むらを一緒に眺めながら、ポツリとそう言いました。
なんですかね、、、
こういうのって、込み上げてきちゃいますよね?
僕は、めちゃくちゃ込み上げてきちゃいました。
こんなこと言われたら、、、ね⁉️
夏休みのあいだ山梨の畑をじっくり眺めて、埼玉の畑も今年の収穫がひと段落して、なんだか昔のことを少し思い出していました。
そこで、改めてどんな事をしたいのか書いておこうと思います‼️
そこで、あらためて、自分がこの畑でどんなことをしたいのか、書いておこうと思います。
ひとことで言うと、
いろんなものが混ざって、支え合う畑にしたいんです。
人間の都合だけでつくった畑ではなく、山と、家(暮らし)のあいだをつなぐ、里山のような畑にしたい。昔ながらの知恵も、いまのテクノロジーも、その場にあるものも、あるものは全部活かして。
単一の作物だけで生産性を追いかけると、どうしても「効率がいいから」という理由だけで物事が決まっていきます。それが悪いとは言い切れないけれど、僕は、農薬や化成肥料に頼るのとは別のやり方で、なんとかならないかを試してみたいんです。うまくいくかは、正直まだ分かりません。でも、やってみたい。
今年の春に苗を植え始めた山梨の畑には、いわゆるワイン用品種だけでなく、山葡萄や、中東で支えなしに自立していたブドウをルーツに持つ品種も植えました。たくさんの品種があれば、どんな気象条件の年でも何かしらは残るし、収穫時期もずれて、長い時間なにかを収穫できる。ひとつに賭けない、というやり方です。
(本当はもっと別の品種を植えるつもりが、前年からの予約が必要で来年送りに。そこに行き着くまでにも色々ありすぎて……結局、今年は思いがけない品種をガッツリ植えました。)
そして、この畑はブドウだけの畑にはしません。ブドウが健やかに育つのも、ブドウ以外の生きもののおかげです。単一の作物だけの畑は、どうしても脆いと思っています。だから、ワインと相性のいい作物や、虫や、いずれは草食動物も。畑のそばの森には、来春もまた日本ミツバチを連れてくる予定で、そのための蜜源をこれから育てていきます。
前に働いていたワイナリーでヤギを飼った時は上手くいかなかったので、草食動物との共生も、次は羊と組んでやってみたいなと思っています。)
関わる人も、いろんな人がいる畑にしたい。身軽に来てくれる人、うち以外の子どもたち、いろんな背景を持った人。
畑と同じで、多様な方がきっと豊かになります。
先日は、妻が家の改装の打ち合わせに行ったとき、義父の知り合いという方に会ったそうで、その方が僕の植えている品種のルーツに詳しくて、無農薬の栽培も応援してくれたそうです。こうやって、いろんな人の思いが少しずつ交差してきています。
まだ何も植わっていなかったあの草むらに、一本ずつ苗を植えたときのことを、ときどき思い出します。
豊かな未来を迎えにいきます^_^





