〈LSD.Campと5年間のLong Slow Distance〉

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|そしてコロナへ ...|

深い海の底からはい上がってきた私は、なんだか大泣きした後のような、深い眠りから覚めた後のような感じで、新たな世界にボーッとしつつあたりを静かに眺めている、そんな感覚で日々を送っていた。



そんな時、コロナがあっという間に世界を襲って行った。



この先、世界はどうなってしまうんだろう。


そんな不安に世界中が飲み込まれている中、
医療従事者である私は、政府の対応への憤りだったり、なんでこんな時に日本の人たちは一致団結できないんだろうとか、色んな感情で自分自身もグラグラと揺れていた。

でも世界がどんなに混乱していても、LifestyleDesign.Camp(以下LSD.CampCamp)を開くと、そこには変わらない学長と、ずっと画面越しに見てきた美しいニュージーランドの湖畔の景色があった。





著名な方たちの中にも、少なからず動揺や疲労の色が見られていた中で、その状況を予想していたかのように学長は落ち着いて変わらずに私たちに、語りかけてくれていた。





同じようにサロンメンバー(以下Camper)も、

え、みんなコロナで

大変なことになってるの知ってる??


と思ってしまうくらい、そこまでコロナは話題になっておらず、みんないい意味でそれまでと同じく自分自身のことに目を向けていて、そんなに変わってはいなかった。


そしてLSD.Campを開くたびに、

ここは別世界じゃないのか?!

と驚きつつ、外の騒めきが嘘のような穏やかな世界に本当に助けられた。


そんなある日、私の中に突如激しい感情が襲ってきた。


それは、ギリギリの状況で働く医療従事者の話や、そんな状況の中、生まれた患者さんとの心温まるストリーを読んでいた時、突如涙が止まらなくなって、


自分は今、ここで何やってるんだろう?

という感情に襲われて、その涙は止まらず嗚咽に変わっても続くほどだった。

どうした?!
どうした自分??!!


と自分でも驚いたけれど、その後もふとした瞬間に


今、大変な状況にある人に寄り添って
少しでも助けになりたい。


死と向き合う人のそばにいたい。

そんな想いが自分の中に強くあることに気づいた。


そんな、自分の中から沸いてくる激しい想いをどう扱ったらいいのか、じゃあ具体的にどうしたいのか、自分でもわかりかねていた時、ふっと道を開けてくれたのも @じゅんじゅん/浅野純子さんだった。
(本当に、これまで何度純子さんに助けられたことか!)


純子さんは私に


私の中に、死について考えるきっかけになったような経験があったのかを問いかけてくれた。


私は具体的にこれというものはないけれど、振り返ると、死によりそう感覚は昔から漠然とあったなぁと感じた。

そして、何より純子さんのその質問について考えた途端、涙が溢れて止まらなくなっていることを伝えた。



すると


もしかしたら、前世と何か関係しているのかもしれないから、まりさんさえ良ければこの方に会ってみたら?


と言われた。


そして、その後すぐに会いに行ったその人は、私の過去生の話をしてくれた。

それは一般的には何も確かめる術のない話だけれど、私にはとってもしっくり来るお話しで、それを聞いている間、涙が止まらなかった。


そして、その話を聞いて自分に湧いてくる激しい衝動の意味もストンと理解ができて、落ち着きを取り戻すことができた。

そして、その話が一通り落ち着いたあと、


私は色んなものに興味がいくけれど、大体わかると興味が薄れてしまう。

そんな性質の人ですね。


と言われた。そしてさらに、


それは、この世の中的には悪いことのように感じるかもしれないけど、最終的にはその色んなことをやってきた経験が人の役に立つから、吉岡さんの場合はそれでいいんです。

そんな言葉をもらった。


その方の言う通り、私はこれまで学んできた様々なものが具体的な何かの結果に繋がる前に、その興味が薄れていっていて、それをあまり良くないことだと捉えていた。


そして、

本当にやりたい!


と思って始めたはずなのに、情熱が薄れていくのは、

本当に自分がしたいことじゃなかったのかな?


そんな風に感じて、自分に沸いてくるその想いを、本物なのか迷ってしまうようになっていた。


でもその言葉を聞いて、心の底から

ああ、必ずしも

目に見える結果や成果がなくても良いんだ。

途中で興味がなくなるかもしれないけど

それはそれでいい。



これだというものが見つからない自分はまだまだだ、みたいに思っていたけど、放っておいてもいつか何かしらに辿り着くんだとしたら、


色んなものに興味が移る不完全に見える今の自分も、今しか味わえない物なんだな。


不完全でも、それでいいんだな。

そんな風に感じた。



そして、そこから

自分の心は何に向かってるだろう?
何を欲してるだろう?

と、結果や成果ではないところに目を向けるようになった。



そうしていく中で、自分の中に見つけて残ったのは、

「人の心に寄り添いたい」
という想いと

「祈り」
という言葉。


そして、感じたのが

私が昔から、
涙が出るほど美しく感じてしまうもの。

世界のいろんな景色に出会ったときに感じる世界の美しさ。

それと同じくらい美しいと感じる、弱さや強さを合わせた人の心。

そういう心の中に漠然とある震えるほど美しいものを、自分の内側からカタチにして外に出したい、という想い。

何か目標を掲げたり、具体的な何かにしようとすると、途端に余計な力が入ってきてしまうから、


今はその気持ちを大切に少しずつ向き合って何かの形に表していけたらと感じている。


そうして何に繋がるのかはわからないけれど、ずっと興味のあった心理学の勉強を始めることにした。



|わたしにとってのLSD.Camp|


一歩ずつ、一歩ずつ。

LifestyleDesign.Campでの5年間を振り返ると、

こんな変化がありました!!

と言えるような、大きな変化はないと思っていたけれど、紆余曲折しながら歩いてきた道は、学長がいつも口にする「Long Slow Distance」どこかに続く長い道を少しずつ歩んできた過程だったのかもしれない。

そんな日々の中、心理学の学びを続ける中で確信のように感じていることがある。

それは人が苦しみを乗り越えたり、気付きを得て前に進もうとする時、様々な方法とは別に、

ありのままのその人を
受け入れてくれる人や場所


それが、とても大切なのではないかということ。

LSD.Campで様々なことを経験し、たくさんの人を見てきて、この場所は正にそんな場所じゃないかと思う。


迷った時には多くを語らずとも同じような考えで通じ合える仲間たちがいてくれて、学長が大きな背中で道を照らしてくれる。


私にとってはそんな場所。


ここがあるから安心できる。


深く関わっている時も、そうじゃない時も、心の奥底に常にあって私を力強く支えてくれている、私の心のホームプレイスだと思っている。


#thakyouforlifestyledesigncamp 

#5年間の感謝をこめて