皆さんこんにちは&初めまして!メンバーのとにーです。

LifestyleDesign.Campがきっかけで2021年8月に東京からエストニアの首都タリンに移住したのですが、今年2月末にタリンからフィンランドの首都ヘルシンキに引越し(移住)しました。隣国とはいえシステムなど違うので、行政手続きなどでバタバタしてて早2ヶ月😳大学在学中にデンマークに留学(学生寮だった)していたとはいえ、他の国に住み働くのは初めてで、2年間半のエストニア生活は人生の中で大きな糧になったと思います。

移住後の3大変化

移住までの詳しい経緯は過去のブログに書いていますが、端的に言うと、プレミアムキャンプというLifestyleDesign.Campの特別プログラム(プレキャンとメンバー内ではよく読んでいます)でエストニア移住を決意。ワーホリで渡航し就労を目指す、という計画でしたがコロナで中止。「とりあえず早く行ってみたら?」という @ダイスケ(元学長)/四角大輔 のアドバイスをもとに大学院に応募・合格し学生ビザで渡航し、同年12月に仕事が見つかったので就労ビザに切り替えました。今の仕事もタイミングが合ったから得られたものだし、今の1ユーロ160円台と当時の130円台だと、学費や生活費もだいぶ違ったので、本当に運がよかったと思います。

1. 東京では小さなアパート住まいでしたが、タリンでは郊外のサウナと庭付きの小さな家に住んでました。

この物件をFacebookグループで見つけたのは超ラッキー✌️めちゃ優しい大家さん家族の敷地内の離れの家で、引越すときに”You were like a family”と言われ、プレゼントもいただき大号泣😭スーパーよりも森と小さな湖が近くて、市内の中心部のアパートより水道水がおいしかった。賃貸だったけどホームプレイスと感じる場所だったし、自分が暮らしたいライフスタイルが明確になりました🌳


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▲タリンでの私のマザーレイク。凍ってるので湖の上に私も他の人も立ってます

2. 東京では日本のB2Cの新規顧客獲得に主に携わっていましたが、今は世界中のお客様を対象としたB2CのマーケティングのオートメーションやCRM(顧客関係管理)に携わっています。

昔は外の知らない人向けにキャンペーンとかやっていたけど、今は既存のお客さん相手にキャンペーンや通知・メールを送ったりしています。今まで勤めたのが日本で1社、エストニアで1社なので何とも言えないですが、色んな国のお客さんを相手にマーケティングの経験を積めたこと、国際的な環境で働けていること、エストニアの働き方・労働基準法を知れてよかったです。

ライスワークなのでライフワークに移行したいけど、ビザやEU永住権の条件的には続けてた方がいい😖😖 みたいな狭間にいます。今の職場はエストニア以外にいる人材も雇えるように、業務委託と正社員の間(福利厚生は正社員より少ないけど、病欠や有給は支給される。その代わり居住国での税金手続きは自分でやる)Service Agreementという形で仕事を続けます。

フィンランドでの登録は個人事業主(sole trader/self employed/フィンランド語でToiminimi)になるのですが、手続きがちょっと複雑でエストニアのデジタル行政サービスのシンプルさに感謝しました!せっかくフリーランスになったので、ライフワークのジェンダー平等やDEI (Diversity, Equality, and Inclusion) を勉強したり仕事にしていきたいし、書道ワークショップ等ももっとしたいと思っています。

3. 日本で働いていたとき取った最大の休暇は10日間でしたが、エストニアの労働法では週末を含めた2週間の休暇が義務付けられていました。

しかも、日本での10日間の休暇は、もし @ダイスケ(元学長)/四角大輔 がプレキャンでアドバイスしてくれなかったら取ってなかったです😂笑 私が初めて取った最長2週間の夏休みは、人生最短の夏休みってフィンランド人の彼に言われました笑 エストニアもフィンランドも祝日は圧倒的に日本より少ないし振替休日もないので、超ミニマル・主義にあったように、日本では連休・祝日使って長く休むのが賢いと思います!!
IMG_8155.JPG 1.95 MB▲友人がヘルシンキからタリンに遊びにきて観光した時の。この日の気温マイナス16度笑

フィンランドに引越した理由

フィンランドに引越したのは、下の3つが大きな理由です。

1. ヘルシンキ在住の中距離のパートナーがいたから

タリンーヘルシンキはフェリーで片道2時間で国を跨いで働いたり、小旅行で行く人もいますが、いつまでこれ続けるの?ってなる訳ですよね。これはパートナーシップや個人の状況にもよりますが、私の場合は圧倒的に私がこっちに来た方が言語面・経済面で楽だったのでそうしました。移住前からフィンランドでの仕事も応募していましたが、上手くいかず恋人ビザ(residence permit based on the basis of intimate relationship)というフィンランドでの滞在許可書を得て、引越しました(ちなみに、TRPはちょっとミスったかなぁと思っていて、ワーホリか residence permit on the basis of family tiesの方が楽だったし賢い選択だったと思います)。今はフリーランスで仕事を広げる手段も手に入ったし、ヘルシンキも気に入っているので手放してよかった!と思いますが、やはり恋人関係に結びついたビザで行くこと、エストニアでの自分の仕事に結びついている就労ビザを手放すのは勇気が要りました。IMG_9935.jpeg 2.19 MB▲サウナと温泉も好きです。日本のサウナーに有名なヘルシンキの公衆サウナ。温泉、お風呂に入りたいのは海外生活あるある、、、

2. 新しい国に住みたいと思ったから

エストニアで嫌な経験をして嫌いになった訳ではなく、もう充分楽しんだかなぁ〜とお腹いっぱいになった感じです。笑 全人口が130万人、首都・タリンの人口が50万人で、移民やアジア人もヘルシンキに比べたら断然少ないし、もっと多文化な場所に住みたいと思いました。タリンは市内で同僚・友人にバッタリ会ったり、誰かと誰かと繋がっているのが何となく心地悪くて(これは大学時代に別府に住んでたときも同じだった)、もう少し大きな街に住みたいなぁと思いました。村社会っぽいところというのでしょうか。かといって、札幌から訪ねてきた知人はヘルシンキ小さいと言っていたので、ヘルシンキも日本の大都市に比べたら小さいです!笑 エストニアはアジア食材・アジア料理全般が少なかったのですが、ヘルシンキは日本食材に特化したスーパーや色んなレストランがあるのでQOLは高いです。笑IMG_8088.JPG 1.92 MB▲タリンのクリスマスマーケット🎄

3. ライフテーマに合っている気がしたから


日本を去ってエストニア移住を決めたのは、日本の男尊女卑やジェンダー不平等に怒りを感じて、もっと広い世界や女性やマイノリティへのチャンスがあるんじゃないかと思ったからが大きかったです。詳しくは下のnoteに書いていますが、大学院のコースや人々の考え方、文化を考えたときにフィンランドの方がエストニアより合ってるだろうなぁと思ったからです。

ちなみに、2023年のジェンダーギャップ指数はフィンランドが世界3位、エストニアが22位、日本は125位(中国・ミャンマー・スリランカより下)です。たぶん日本で「当たり前」とされていることって、残業や育児参加とかフィンランド人の考えや常識からしたら意外なことが多いんじゃないかなぁって思うんですよね。
https://www.weforum.org/publications/global-gender-gap-report-2023/in-full/benchmarking-gender-gaps-2023/#global-results

フィンランドでやりたいこと・目標

フィンランドは昨年の政権交代で、正直移民には厳しい政策になってきています。またエストニアでの居住履歴はフィンランドの永住権にカウントされないので、0から始めることになります。

新しく通ろうとしている永住権の新しい条件 (2024年4月26日時点での情報です。現行の情報や最新情報はご自身でチェックしてください。)
https://valtioneuvosto.fi/en/-//1410869/requirements-for-permanent-residence-permits-to-be-tightened# 

The aim is to extend the period of residence required for a permanent residence permit to six years from the current requirement of four years. 

In the future, a permanent permit would also require proficiency in Finnish or Swedish, demonstrated in a language test. In addition, a work history of two years, without resorting to unemployment security or social assistance other than for a short period, will be required and the integrity requirement tightened. 

Furthermore, it must be possible to establish the applicant’s identity. The applicant is required to actively help in establishing their identity. 

In accordance with the Government Programme, the requirement for a six-year period of residence may be waived if the applicant fulfils certain conditions.  A permanent residence permit can be granted after four years of residence if the applicant has an annual income of at least EUR 40,000 or a Master’s degree completed or recognised in Finland, as well as an uninterrupted work history of two years, without resorting to unemployment security or social assistance.

The requirement for a six-year period of residence may also be waived if the applicant has particularly good skills in the Finnish or Swedish language, as demonstrated in a language test, and an uninterrupted work history of three years. The applicant must not have resorted to unemployment security or social assistance other than for a short period or on a temporary basis. 

目的は、永住許可に必要な居住期間を現行の4年から6年に延長することである。

将来的には、永住許可にはフィンランド語またはスウェーデン語の能力も必要となり、語学試験で証明される。さらに、短期間以外に失業保障や社会扶助に頼らずに2年間の職歴が必要となり、誠実さの要件も厳しくなる。

さらに、申請者の身元が確認できなければならない。申請者は身元確認に積極的に協力することが求められる。

政府計画に基づき、申請者が一定の条件を満たせば、6年間の居住期間の要件が免除される場合がある。 申請者の年収が4万ユーロ以上であるか、フィンランドで修士号を取得または認定されているか、失業保障や社会扶助に頼らず2年間中断のない職歴がある場合、永住許可は4年間の居住後に付与される。

また、申請者がフィンランド語またはスウェーデン語で特に優れた技能を持ち、語学試験で証明され、3年間中断のない職歴がある場合は、6年間の居住期間の要件が免除されることもある。申請者は、短期間または一時的な場合を除き、失業保障や社会扶助に頼ってはならない。(DeepLの翻訳です)


つまり、
A. 6年住み続ける
B.年収が4万ユーロ以上、または、フィンランドで修士を取って失業保険などに頼らず2年間連続して働いていると 4年住み続けたら申請できる
C. 一定のフィンランド語能力の語学試験に合格する、かつ失業保険などに頼らず2年間連続して働いていると、 4年住み続けたら申請できる

私は早く欲しいので、BかCを狙います。そこまでしてフィンランドに住みたいの?永住権ほしいの?って自問自答するときもありますが、働き方や理想の生活を考えると、ヨーロッパで働いて、日本には休暇で行くのがちょうどいいバランスかなぁと思います。正直、もう日本で働きたくないです笑
IMG_7948.JPG 3.62 MB▲フィンランドの郊外の渓流の雪景色

やっぱり「永住権に繋がるかどうか?」が変わらず物事の判断基準ですが、ゆくゆくやりたいのは、ライフワークとして DEI (Diversity, Equality, and Inclusion)を仕事にし、ジェンダー平等に向けた活動をすること。

男女の不平等はもちろん、アジア系女性の移民として生活していると、白人至上主義や人種差別に出くわす場面ももちろんあります。今はイベントに参加したり、Courseraというオンラインコースで学んだりしていますが、考えている選択肢としては、、、

A. 2025年夏から大学院で学ぶ(今の仕事をフルか少し減らして続けることはできそう。最悪別のアルバイトや仕事をライスワークでしてもいい)
B. 企業の人事(HR)系のポジションで働く
C. 自分でInstagramやウェブなどで発信する、個人事業主として日本の企業などにコンサルをする

です。AとB、もしくはBのみを通じてCにするのが現実的かなぁと思います🤔という訳で、もし私のライフワークに繋がりそうなイベントやコース、求人があったらぜひ教えてください。

他にも英語をもっと伸ばしたい、フィンランド語を学びたい、書道作品を売ったり、書道ワークショップをしたい、ペーパードライバーを卒業したいなどなど他のやりたいことありますが、エッセンシャル思考、一つに絞る作戦で行きたいと思います!!

メンバーの方はもちろんCamp内で交流したり、学び合っていけたら嬉しいです。
メンバー以外の方は、ぜひ私のInstagramをぜひチェックしてください!メンバーの方ももちろんフォロー大歓迎です。


以上、長くなりましたが近況報告でした。これからもどうぞよろしくお願いします!