6月の中旬の@じゅんじゅん/事務局・志知純子 さんのつぶやきから始まった。

今年の夏にリトリートを開催する長野県安曇野市の穂高養生園で、『森のくらしのボランティア』を募集中とのこと。
ご興味ある方はぜひ!


期間:3泊〜1週間程度
生活について:食事と部屋(1人部屋)はスタッフと同じものを提供します。
働く時間:朝から夕方まで、体力に合わせて。
具体的な作業例:薪割り、機械を使った草刈り作業、畑仕事、森林整備(倒木の整理や草刈り、石積みなど)、木工作業(木工は経験者のみ)
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※単純な外仕事(力仕事)が多いので一人でおこなってもらう場合もあります。

応募するまでの経緯

初めは直感で何も考えず、一先ず空いている日を養生園さんにメッセージしました。
お金がないっという理由でなかなか旅に出られませんでしたが、宿とご飯提供があるならと思いきって応募。

元camperの妻も、昨年の夏にワークショップで行っていたので、事前情報でご飯が美味しいとの事。

7月20日〜24日の4日間で久しぶりの一人旅。
子供(12歳)が生まれてから、こんなに長い旅に出たのは初めて。

旅の初日、スタッフの事。

養生園さんからのお迎えを待つ有明駅。
ツバメの巣が三つもあり、ただただお迎えを待つ時間もステキな時間でした。
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お迎えが来て、養生園到着。
一通りの部屋や建物を案内してもらったら
「あとは皆んなに聞いたり、感じてね。」
の一言。

少しの不安もありましたが、ココまで来たからにはこの生活も楽しもうと、色々な人に聞いて周りました。

僕が行った時は20人弱のスタッフの方がいて、
女性19人、男性1人という状況。
ゲストの方も女性が多いので、多少の気遣いはしつつも皆さん優しい方ばかり。
ココに働くスタッフは、

ワークエクスチェンジ・スタッフといって、食事や宿泊場所、学び、経験と交換に養生園のスタッフとして働く制度。

募集内容
1)キッチン
2)受付
3)自然菜園
4)鍼灸師
5)ヨーガ

期間
~2025年4月〜11月下旬(シーズン終わりまで滞在することが可能な方)

として働いている方がほとんど。

沖縄、福岡、愛媛、愛知、イギリスなどなど日本だけでなく、世界から来ています。

共同生活をしているという事もあり、助け合いの精神が強く、優しい人ばかり。

スタッフ部屋は養生園の敷地内に、十部屋程あったり、一日三食を一緒にする方も多く、家族の様な感覚でした。


IMG_8647.jpeg 5.39 MB森のスタッフ部屋

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元は瞑想部屋だったスタッフ部屋

養生園の食事について

食事は本当に美味しく、ゲストの方のメニューと、スタッフの方のメニューは違い、作る場所、食べる場所も全く別です。

IMG_8553.jpeg 2.09 MB初日のスタッフ用メニューはポテサラとカレーとピロシキ



どのメニューも素材のこだわり(ほぼほぼオーガニック食材や、養生園が管理する畑で採れた野菜ばかり。)がありました。
たまたま居合わしたスタッフは、パン屋、ケーキ屋、レストランなどの飲食経験が豊富な方ばかりでした。
パンを焼く方は三人もいて、うち一人の方がお休みの日に焼いたパンを頂きました。
IMG_8642.jpeg 3.27 MBサワードゥブレッドという乳酸菌を使っている伝統的な製法のパン

四箇所あるキッチンの中にスタッフ専用キッチンもあり、休みの日はお菓子やパン作りをしているみたいです。
皆んなでシェアしたりして、技術向上のためや、食事会のために作っていました。
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このまま、食事の事を書いていきます。

養生園の食事は、ゲストの方は

マクロビオテックをベースとした玄米菜食のお食事をご用意しています。朝食は10時半、夕食は17時半からの一日二食です。

です。

連泊する方も多いので、メインキッチンのシェフは毎日違います。
決まったメニューはなく、作るシェフによって考え方やレシピも多少違います。

僕はたまたまゲストの方と一緒の食事を食べさせてもらいました。
その時のシェフは、鈴木愛さんという書籍出版もされている方。

IMG_8620.jpeg 1.84 MBこの日のメニューは、
◎たくあん、きゅうり、にんじん、小松菜、油揚げ、テンペ菌(アジアの発酵食品)が入ったキンパ
◎トマト、オクラ、ヒラタケ、湯むきトマト、とうもろこしが入ったスープ
◎ジャガイモ、シシトウ(農園で収穫)のかき揚げ
◎玉ねぎ、にんじん、無農薬レモンの和物
◎豆乳、少しだけ甜菜糖、葛粉、露地イチゴ、自家製あんこ、ブラックミントのデザート


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三冊出版されている内の一冊


愛さんとも少しだけお話しさせて頂きましたが、信念をもった方で、優しい雰囲気もあり、ステキな方との出会いでした。


この食事を目当てに来園されるゲストの方も多いみたいで、勉強する事ばかりでした。

養生園初日と、食事の事などを書いたら長くなってしまったので、
後編は原生林の事、薪割りの事、代表の福田さんと一緒にお仕事した事を書いていこうと思います。