薪割りで感じた事
前編に続き、後編です。
今回の養生園さんでは、この薪割りの時間が大半です。
こんな笑顔でいますが、35度の猛暑日に作業するのは本当に大変。
アブやブヨなどの虫も常に周りにいてすごく厄介でした。
ただこの薪割りに関しては、特にノルマがなく自分のペースでできた事が救いでした。
何人かで作業する時もあれば、山の中で一人ポツンといた時間もありました。
ただ、自分自身はこうゆう作業が好きだなっという再認識もできました。
ただただ黙々と作業する事は自分と向き合う時間。
サボっていても何も言われないし、沢山やったからと言って褒められる訳でもない。
それでもひたすら薪割りをする時間は、パン作りに似ています。
一つ一つの作業は、いつか誰かの笑顔に繋がっている。
そんな事を考えながら仕事をしていました。
原生林の散策ツアー同行
運よく2日目の朝のプログラムで原生林の散策ツアーがありました。
約1時間、ゲストの方と原生林まで行くというツアーです。
この辺りは言葉にするよりも写真から感じとって欲しいのと、あの感覚は言葉にするのが難しいので、あえて沢山の写真で伝えます。
地球は壮大で、僕らが生まれてくる何億年も前から生きているんだなって事を感じました。
福田代表とお仕事した話
養生園と言ったらこの方を抜きにしては語れないですね。
1986年に開園されたということで、40年近く前からやられてるから驚き。
(ちなみに、僕は1986年生まれです。)
たまたま最終日に、道の舗装をするお仕事を一緒にさせて頂きました。
78歳とは思えない体力とパワフルさ。
僕自身、庭師や土木のお仕事もしていた事もあるので少しは分かりますが、職人さんがするような作業をされていました。
この日も35度近くの猛暑日の中、ひたすら動いていました。
その後スタッフの方とも話しましたが、本当に福田さんを尊敬されてました。
なかなかゆっくりお話しは聞けませんでしたが、背中を見て一緒にお仕事できた事が、自分への活力にもなりました。
福田さんと道をつくるお話
ちょうどスタッフの方が投稿されていたので、シェアします。
スタッフの事
最後に本当にスタッフの方にはお世話になり、心から感謝しています。
スタッフ用キッチンで沢山語った時間は宝です。
最初にも書いたように、スタッフもゲストも女性の方が9割。
ましてや、こんな妻子がいる男が1人で4日間も働きに来たので不安がられました。
そんな異質な存在だったかもしれませんが、優しく受け入れてくれました。
それは全てが循環しているからだと感じます。
ココにいるスタッフの方が来年もいるとは限りません。
養生園に残る人、旅立ってしまう人もいます。
それは4ヶ月の休園期間があるからこそ、一度皆さん立ち止まります。
僕もこのボランティア制度がなければ、タイミングもなく、金銭面を考えても行く事はできませんでした。
僕以外にも何人か応募があったという話も聞きました。
その中で僕は採用され、貴重な体験をできた事は、人生の中でも大きな気づきの時間となりました。
人生で立ち止まり、自分自身と向き合う時間は本当に大切です。
このブログで書けなかった事も沢山あります。
養生園に行かれる方、行った方、気になっている方。
どんな些細な事でも良いので、聞いて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。