先週は、現代社会を軽やかに生き抜くための重要スキルの一つ、「モバイル思考」についてお伝えした。
いよいよ今回は実践編。その具体的なメソッドを解説していく。
社会には、「機能不全を起こした常識」や「形骸化した制約」や「前時代的なルール」が無数に存在する。
その状況から自分を解き放つ最初の一歩は、「場所の制約」から自身を解放すること。
人生において、あなたを最も縛りつけているのは「場所」だということをまず自覚することから、すべては始まると知っておいてほしい。
コロナ禍前からずっと、この一文を当メソッドの冒頭で書いてきたが、住居地の縛りからの解放はいよいよ難題ではなくなった。
この大きな一歩踏み出せば、行動力が驚くほど向上し、その結果、思考が柔軟になって行動範囲も広がる。21世紀において求められるのは、偏差値の高さや従順さではなく、フレキシブルな思考・行動だ。
子どもの頃は誰もが持っていた「固定観念に縛られない自由な発想と行動力」を取り戻すことができれば、停滞していた五感がよみがえり、感性を刺激されてインスピレーションが次々とわくようになる。
結果、創造的なひらめきや革新的なアイデアを手にすることができるようになるのだ。
では、さっそく「モバイル能力(=自身を自在に移動させる力)」を引き上げるポイントについて解説していこう。