LSD.Camp内の純子さんのブログを拝見して、
イベント『rooms40』へ1日スタッフ&一般参加して参りました!
今回は21日(金)の1日スタッフとして何を感じたのか?
振り返っていきます。
〜まずroomsとは?〜
世界中のファッション、デザイン、アートを
中心に約500ブランドが参加するトレードショー。
最近は地球環境に配慮したエシカルエリアが段々拡大しています。
この全体スペースが「エシカルエリア」で全員、四角さんのご友人(!!)
志がこんなにも集まる友人達と仕事ができるのは日本では中々体験できないので、
もっとこんな仕事をしていけたらいいな〜と感じました。
私はNOMAさんと長坂真護さんの作品の管理をしていました。
道ゆく人に作品を見てもらうのは緊張しますが写真を撮る方、
質問をする方、ちょっとしたトークを楽しんだりお客さんも
優しい方ばかりでした。
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NOMAさんは佐賀出身のモデルでありアーティスト。
モデルやTV、CMで活躍しながらも旅を続けています。
生物学者のご両親の環境をきっかけに植物と宇宙を学び始めます。
旅も積極的に行き、アジア、アフリカ、オセアニア、アメリカ大陸等
を巡り旅エッセイ本も出版。
旅先での啓発や植物の知識も生かしてコラボ制作や
ディレクションイベント出展も行いファッションから
カルチャーサイエンスまで幅広い分野で活躍している方です。
私は初めてお会いしましたがとても目がキラキラしていて、
内部から輝きを放っているような方でした。
宇宙や植物を話すときにとてもワクワクされていて本当に楽しそうでした。
(お客さんに写真をお願いされると、瞬時にモデル立ち姿に、、、、!流石です!)
ご本人曰く、赤い作品は下から宇宙の始まり、
上に行くことにどんどん海→森→動物が生まれて地球が出来上がっていく
様子を表しているそうです。
キャンパスは、昔のポラノイドフィルムで撮るのに失敗したフィルムを譲り受け
NOMAさん本人が切り開いて、廃材や廃棄されるコスメ用品を絵の具代わりに
直感を頼りに描きました。
(なんと、4歳の時に使っていた色鉛筆の削りカスも使用との事!)
口紅やネイルごとに相性があるそうで実験的に作るのが楽しいそうです!
ちなみに
「作品公開はまだ始めたばかりで、
緊張するけど宇宙の神秘や自分の感性を伝えていきたい。」
と意気込みもいただきました。
NOMAさんのインスタにも作品がアップされていますので是非!
https://www.instagram.com/noma77777/
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長坂さんの作品はガーナにある最終墓場とされているゴミ捨て場からの電子機器のゴミと子供たちの顔を組み合わせたメッセージ性のある作品です。
長坂さんご本人にはお会いできませんでしたが、サポートをしている女性の方に長坂さんの作品作りの背景や、活動内容クラウドファンディングなど話を聞かせていただきました。
きっかけは報道写真(1人の女の子が見渡す限りのゴミの山
でゴミを持っている写真)を見て、自分が何気なく暮らしている日常は、
こういった誰かの犠牲のもとに成り立っていることに
とてもショックを覚えたところから。
そして単身でガーナの首都アクラの近郊にあるアグボグブロシーと呼ばれる地区へ。
そこは世界最大級の電子廃棄物(E-waste)の不法投棄場として有名で、
人も普通に暮らしている場所です。
そんな現状を変えるために不法投棄場から持ち帰ったゴミを使ってアート作品を制作。
その活動が段々広がり、一点1000万以上の価値もつく様になりました。
そのお金でお金でスラム街に完全無料の学校作ったりガスマスクを
600個手渡しで支給されています。
長坂さんの活動のレポートがさらに詳しく書いてありますのでこちらも是非!https://www.asahi.com/and_M/20190823/4564633/
スタッフ中に、天野さんと四角さんの
作品をどう撮るか、試行錯誤中をパパラッチ(笑
もともとはゴミ(その中には日本を含め海外が、お金払ってゴミを捨てるよう頼んだものを処理しきれずそのまま放置しているものも)なので、材料代はかからず、
むしろ無価値なものに価値をつける。
そこから得たお金で不法投棄場に暮らす人々を豊かにしていく。
2人のスキルは違えど、アート表現で地球や社会問題を解決する活動は
とても心にくるものがありました。
誰だって幸せに暮らしていきたいのに、見えないところで誰かを不幸にしている。
もしくは自分の幸せを考えない様に暮らしている。
それを見透かされるような1日でした!