皆さん、こんにちは🌞お久しぶりです。
北イタリア ピエモンテ州で料理人をしている、山本貴大(やまもと たかひろ)と申します。
今回もよろしくお願いします!
【目次】
1.自己紹介
2.イタリア生活
今回は上記内容でお届けします。
1.自己紹介
こんな感じで、
同志社大学では能楽をやって、
そこからJR西に入社して、駅ナカやショッピングセンターの不動産開発を経験して、
イタリア料理人になったという、少し変わった経歴を踏んでいると思います。
その中で、自分的に一貫しているのは、
「なにかに集中して取組み、創り上げることが好き」ということです。
具体的には、大学時代に、一つの作品を創り上げる面白さを知り、
それをより大きな形でしたいと思い、デベロッパーとしてJR西日本に入社し、
ある人との出会いをきっかけに、幼少期からやりたかった料理人に26歳でキャリアチェンジしました。
↑その2人が創り上げる一皿。皿の上が光っているような、そんな引力のある料理。これと同じくらい美味しい料理も食べてきたけれど、「それでも僕は人生をかけて、この料理がつくりたい。」、そう思わせる力強さがあります。
そして、イタリアへ。
2.イタリア生活について
全てを書き切ることはできないので、ざっくりと進めます✍️
①イタリアに来るためにしたこと
イタリアで絶対に修行しようと決めていたので、辻調在籍時(2021年5月頃)から代理店との調整は少しずつ始めていました。
ちなみに、会社は「アドマーニ」さんにお願いしました。
こういった調整は進めつつ、30歳までの渡航を目標に大阪で働いていましたが、
ある時、大阪で四角大輔さん(会員制コミュニティLifestyleDesign.Camp主宰者)の講演に参加し、少し相談したところ、
「早めにイタリアに行った方がいい」とアドバイスを頂いたので、予定変更。
諸々の調整がつきそうだったので、最速プランに切り替え、2023年5月にイタリアへ渡ることに決めました。
②イタリアに来てから(2023年5月〜現在)
結構大事なポイントである、修行先を決めていなかったので、語学学校に通いつつ、めっちゃ探しました。
これが想像通り、なかなか大変でした。
ある研修先では、「君の語学力には致命的な問題がある」と指摘されたこともあります😅
でも、「捨てる神あれば拾う神あり」。1ヶ月半ぐらい探して、幸運にもピエモンテ州のミシュラン一つ星レストランで働けることに決まりました。
↑今働く、Borgo Sant'Anna(ボルゴ サンタンナ)での一枚。みんなとても親切で、優しいです。
旅行や、レストラン、友達との写真などなど、載せたいものは山ほどあるんですが、ちょっと割愛します。
③近況について
2月
丸々バカンスだったので、イタリアで3本の指に入るであろう、ミシュラン三つ星レストラン「Piazza Duomo(ピアッツァ ドゥオーモ)」で、約2週間の研修を受けてきました。
↑ドゥオーモの料理。これは仔牛の一品。一点の曇りもなく、素晴らしかった。
3月
在籍するボルゴの姉妹店で、日本食イベント🇯🇵を開催しました。事前に130人ものお客さんが予約して下さり、当日は大盛況で終えることが出来ました。
↑イベント前の集合写真。結構準備が忙しくて料理以外に手が回ってなかったんですが、何も言わずとも、日本のBGMを探してくれたり、日本に関する写真を店内に飾ってくれたり、箸なども用意してくれたりと皆んなの仕事ぶりに脱帽しました😳
※営業中の写真も撮りたかったけれど、それどころじゃなかった💦
【メニュー】
・ポテトサラダ
・茄子の煮浸し
・餃子
・豆ご飯
・豚の生姜焼き
・味噌汁
・抹茶白玉
このイベントを通して感じたのは、
「僕たちが思っているよりも、イタリア人はとても日本をリスペクトしてくれている。」ということ。
そんな彼らに対して、期待を超える形でもっと良いものを届けていきたい。イタリア料理だけじゃなく、和食もきちんとつくれるようになりたいです。
4月
打って変わって、落ち着いた1ヶ月。
ビザに関する問題も無事解決し、2年目更新に向けて、準備、手続きを進めました。
同時に、時間ができた分、少し疲労を感じ、悩みごとも増えたように感じます。
例えば、
・イタリア人とのコミュニケーションを円滑にするにはどうしたらいいのか。
(やっぱり、言葉の壁はいつでも立ちはだかります。。。まだ、どうしても話すことに萎縮してしまうんですよね😅これが今の1番の課題。)
・トータル3年イタリアにいるとして、残り2年間の過ごし方をどうするか。
・日々の仕事の向き合い方はこれでいいのか。
などなど。
最後に。
長かった冬も終わり、レストラン横の葡萄たちが芽吹き始めました。
時間をかけて、葡萄が成長し、ワインが作られていくように、
四角大輔さんにも、「物事が進むときほど、じっくり腰を据えて、落ち着いて取り組む。」と、以前アドバイスを頂いたので、
今の楽しいことも、悩んでいることも向き合っていきたいと思います。
↑ネッビオーロ。タイトルの写真もそうですが、イタリアの自然には心奪われます。