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「この子には脳に出血の痕があります、1週間以内に治らないと90%助かりません。」
これが僕の母が医師から受けたはじめの言葉だった。
「おめでとう、元気な男の子です。」という言葉を想像していた母は、「そんなことあるはずない・・・」と初めての我が子に対する先生からの宣告に絶句した。

母は陣痛が弱く(微弱陣痛)、ほとんど気付かなかった。
なので先生とモニターを見ながら、タイミングを合わせて踏ん張った。
うまく踏ん張れず看護師が母親に馬乗りになって押し出す、それでも、生まれず吸引分娩になった。

ようやく生まれると、僕は泣き声がなかった。。。

そのあとすぐに泣き始めるが、次は先生から「泣き方が異常。すぐに大きな病院に転院させた方がええ。」と言われ、救急車で総合病院に。

そこで宣告されたのが、
「この子には脳に出血の痕があります、1週間以内に治らないと90%助かりません。」
10%しか生きる可能性がないのだと宣告されたと同義。

そのあとすぐに、今でいう新生児特定集中治療室(NICU)のようなところで入院をした。
入院中は、親も抱っこしたりできない。胎児を保管しているカプセルに手だけを入れて触れることしかできない。
搾乳したミルクを母の代わりに、父が仕事の合間に毎日病院に届けていた。
さらに父は毎日、神社で僕の回復を祈ってくれていた。
そのあと奇跡的に回復し、障害もなく、僕は退院しすくすくと育っていった。

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今は自分にも家族ができて、トップ画像にも写っている堂々としっかり地球に立っている長女を授かった。
そして、今月末に僕の家族に新しい仲間(次女)が誕生する。

ドラマで「出産は奇跡だ」という言葉を聞いたことがあるが、自分のバースストーリーを
聞いて、本当に出産、命って奇跡だと心の底から思った。

今回は、LINEで、母に「自分のバースストーリーをブログに書きたいから教えて」と伝えると、「あまりにも、ドラマあるから語り切れるかな〜」と。
そこから、あれよあれよとその時の話が具体的にかつ鮮明に出てきた。
232788575_2075933185879092_2064439348250269984_n.jpeg 61.29 KBこのLINEインタビューの最後に母から「私たちも若かったけど、あなたのおかげで親になれたよ。」と感謝もされた。
最後の最後に「奇跡の命、心して、生きてくださいな。」とエールも。

バースストーリーで、自分とも家族ともさらに繋がりが太くなりました。

母にも、父にも大感謝。産んでくれありがとう。
(妻にも、このバースストーリーは共有してみました^^)

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#lifestyledesigncamp
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#PacificMother
#誰もが海と母から生まれてきた