自身の体験を通じて、「知足」とは自分がいま持っているもののありがたみを知ることだと感じています。持っているものを大切にし、他人のために頑張ることができれば、もっと幸せな社会が実現できるのではないかと思ってこの記事を書いてみました。。!

「知足」(足るを知る)

「足るを知る」とは、「自分がいま、持っているもののありがたみを知る」ということです。持っているものとは、お金のような有形資産だけではありません。社会環境、自然環境、人脈や健康といった無形資産も数多くあり、私たちは知らず知らずそれらの恩恵にあずかっているはずです。そのことを忘れ、もっと欲しい、これでは足りないと欲張る人は、いつまでも心が満たされず、幸せを感じることもできないでしょう。

                                                                                                    出典: 平井 正修氏 臨済宗全生庵 七世住職

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Gallup World Pollの結果から見る日本の現状

アメリカや世界から見た日本は、平等で、誰もが高度な医療を受けられて、安全で、自由で、生活保障も充実している素晴らしい国です。

だけど、日本国内では、人々が活気がなかったり、不満や息苦しさを感じて生きているような気がします。

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ハーバード大学のGallup World Poll(2020-2022年)のデータによると、日本人の将来に対する希望(Life evaluation: difference)は、145カ国中144位という低い順位にあります。具体的には、日本のスコアは0.13ポイント。次に低かったのは、なんとタリバン統治下のアフガニスタンの-0.17ポイントです。

一方で、幸福度ランキングで常に1位のフィンランドでは、国民が孤独や不安、罪悪感を語り、自分たちを「quite gloomy」や「a little moody」と表現しています。フィンランドの幸福はpleasureやenjoymentよりも、content(満足)と定義されています。

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このデータは、物質的な豊かさや、他人の評価、外見上の幸福が必ずしも心の充足感に直結しないことを示しています。日本は、物質的には豊かであっても、内面的な満足感を得ることが課題となっているのにも通じているようです。


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19歳女子、「知足」の実践

私自身は貧しい生活の中で、自然と「知足」を実践していました。高校を卒業して上京したのが、2002年。東京で一人暮らしを始めてから、生活は非常にシンプルでした。毎日3食納豆ご飯を食べ、服はフリーマーケットや古着で揃え、環境に優しいアイテムを選んでいました。貧しくても、音楽に没頭できる毎日は非常に幸せだったんです。



具体的には、メインが祖父が送ってくれたお米、3パック69円の納豆。朝はゆかりをかけた納豆ご飯、昼はガーリックパウダーをかけた納豆ご飯、夜はねぎをトッピングした納豆ご飯という、シンプルで低コストな食生活を続けていました。(ただお金がなかっただけですが😂)そして、小学校の頃から憧れていた宮沢賢治に習って、完全菜食主義を貫いていました。

衣類もフリーマーケットや古着屋で掘り出し物を見つけることを楽しみの一つにしていたのですが、これは単なる節約ではなく、自分の愛する音楽を続けるための、環境保護の一環でした。


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実力もお金もないけど、なぜ幸せ??

下積み時代は、音楽スタジオとライブハウスのバイトを掛け持ちで、お給料はそれぞれ700円と750円だったかな。(当時最低賃金630円)

そのほとんどを実家に送って、家賃と光熱費と生活費を引いたら、残るのは月1万円くらいかゼロ

(これは、当時WHOが定義した最貧困レベル1日$3と同じ。つまりアフリカの奥地の貧困層と同じ生活レベルで、東京のど真ん中で音楽家を目指していた。そんな20歳女子がいたということ!😂)

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ライブハウスのバイトでは、音響作りについて一流PAさんと深夜まで談義し、スタジオのバイトでは、毎日ドラムのチューニングと機材のメンテナンス、経営を学びました。(そのすべてが、海外でプロドラマーとして活躍した自分に繋がっています。)

しかし、20歳でドラムを始めた私は、ライブや練習でなかなか思うような演奏ができませんでした。重いドラムセットを担いで、悔し涙を流し続けながら帰路につく日々。家に帰ってからはスティックコントロールの練習や採譜を朝まで続けました。

そんなに頑張ってもお金は一日300円くらいしか使えなかったんです。飲み会も、合コンも、ショッピングも、旅行も行ったことがなかったし、趣味は図書館で読書、散歩、芝生で昼寝でした。(どれも無料だから!)

たぶん、普通の20歳の女の子には、到底耐えることができない生活だったと思います。

でも、私は毎日朝から晩までドラムや音楽のことだけ考える生活と、毎日夢を追えるだけでもありがたくて、幸せでした。

その好きの裏側には、コネクションもお金も実力もない中で、絶対にプロになれるという「根拠のない強い自信」と「好き」の強さあったように思います。


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根拠のない、でも強い自信はどこからくるのか

「知足」の源である「充足感」。これは、自信と繋がっていると思います。当時コネクションもお金も、実力もないのに「絶対にプロになれる」という根拠のない、でも強い自信は
どこからきていたのか・・・

私は、「根拠のない自信」と「好きの強さ」は比例していると思います。
人間は、素が我が儘だから、本当に好きなこと以外はできない
(心理学的には「人間の全ての行動が最善」と言われています。※選択理論心理学)

好きだから、信じられる。
信じるから、努力ができる。
努力ができるから、運をつかむ。
運をつかむから、結果が出る。

ベースには「好き」がある。

自分にまっすぐ向き合って、「好き」を見つけ、想いに正直になれば、
なんだって叶えることができる。それが人間の摂理なんだと思います。

※その好きの見つけ方は、こちら「苦手意識=才能」 にまとめてみました!



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好きなものに出会って、「好き」と言えていますか?

社会が優しく、よりよくなるためには、お金がなくても、誰かから「いいね」されなくても、心が満たされて幸せになれることが何よりも大切だと痛感しています。

好きなものに出会って、「好き」と言えていますか?❤
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「知足他利」という言葉があります。人間は現状に満足であると認識すると他人のために頑張れる。この考えは、自分自身の体験を通じて深く感じています。

私は、自分自身の「好き」に正直に生きることが、結果的に「知足他利」の精神に繋がり、豊かな人生を築く鍵となるのではないかと思っています。(でも家事をやったら、家族から「ありがとう!」と言われたいなぁ!😂)

自分自身の「好き」に正直に生きよう!

Camperになり、学長の考えやみなさんの考えに触れてから、自分の「好き」を見つけ、それを大切にする生活を心がけて生きたいなと改めて思っています。

自分がいま持っているもののありがたみを知り、他人のために頑張ることで、もっと幸せな社会が実現できるはず。データが示すように、内面的な満足感が幸福感に繋がることを忘れてはいけないと思って「知足技術」について記事を書きました!

Camperのみなさんの感想や感じたことなどお待ちしてます❤
それでは素敵な1日を!