※Camp=LifestyleDesign.Camp
Camper=サロンメンバーのこと。



■はじめに


この物語は、1人のCamper @まゆ/神崎万友美 さんのプロジェクトに、様々なCamperが協力していく様子に感動した私 @Mari/吉岡麻梨 が、まゆさんのブログを元にリライトさせてもらったものです。





■東京の下町で


私は10年ほど東京の下町の一軒家に住んでいて、その家には人1人分ほどの幅の、細い庭があり、そこに一本の柿の木があります。





■ライフワーク


私は2019年からゴミを減らすことをライフワークにしていて、

どうしたらゴミが減るのか。
どうしたらゴミを出さない循環が生まれるのか。


そんなことを気付いたら考ているのが日常になっています。

「ゴミを減らす」と一言で言ってもいろんな方法がありますが、私は何より自分が楽しむことが大事だと思っていて、そんな私の姿を見て、

なんか楽しそう!
自分もやってみようかな。


と少しでも、できる範囲から取り組む人が増えてくれたらと思っています。

(ゴミの量をゼロに近づけるのはかなり大変だけど、半分に減らすのはそんなに難しくない。
だったら楽しみながらゴミを半分にする人がたくさん増えたら、一人がストイックに頑張るより効果は絶大だと思っています。

そして実際、
ゴミを減らす作業は驚くほど面白い!


さらにゴミに新しい価値を見出すことで、ゴミが不要な物ではなくなり、必要なものとして循環していく。そんな世界がつくれたら最高だな、と思っています。

そんな風に、自分なりにゴミや、それを取り巻く大きな循環を意識するようになってから、

ゴミが以前の2-3割くらいまで減ったり
何故だか体重が10kgも減ったり

それはそれは色んな気付きがありました。





■コンポストで循環を体感


そんな中、私は生ごみを減らし同時に循環を生むことができるコンポストに興味を持ち、最初にLFCコンポストという簡単なコンポストを始めました。しばらく続け、だいたいの仕組みがわかってからは、

-キッチンの窓から地面に生ごみを捨て、土と混ぜてたらどうなるか実験

をはじめました。


実験を始めてから半年ほどたった今では、
土は肥え、
ミミズや幼虫が生活するようになりました。


そんな実験の間、一時期ダンゴムシが異常に増えた時期がありました。自然界の生き物達のつながりが形になって目の前に現れたようなその光景に、私は

自然が生み出す世界って面白いなぁ!

と感じながらも、同時に

でも、こんなに虫を増やして、
私どうするんだろう?
折角だったら循環させられないかなぁ。


そんなふうに考えていました。

そして、ふとCamperの @シゲ/永瀬重徳 さんが飼っていた烏骨鶏のことが頭に浮かびました。






■ゴミ×烏骨鶏=コミュニティの循環


そうだ、
烏骨鶏を卵から孵化させて育てたら、その烏骨鶏が虫たちを食べてくれるんじゃないか。

さらに日々出る生ごみもきっと、烏骨鶏が餌にしてくれるに違いない。

でもうちの生ゴミだけじゃきっと足りなそうだから、ご近所さんにも生ゴミを出してもらえたら、生ごみがゴミじゃなくなり、ごみを燃やすためのエネルギーやCO
2も削減もできる!

さらに烏骨鶏たちが卵を産んでくれたら、それをご近所さんにお裾分けして、循環が生まれる!


そんなことをひらめいて、早速シゲさんから孵卵器(卵を温める機械)を借りてきました。


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そして冒頭に紹介した、毎年切っては「燃えるゴミ」に出していた柿の木。


木はそもそも有機物だから分解して腐葉土にもできるし、烏骨鶏は葉っぱも食べるから柿の葉も食べてくれるかも!

さらに烏骨鶏の糞が栄養になって、柿の実がたくさんできたら、いろんな人を呼んでみんなで柿の実を採りながら、みんなでその柿の木をまた剪定したら楽しそう!


そんな光景を想像したら、それだけでわくわくしてきました。






■ゴミを利用した鶏小屋づくり


だけど、烏骨鶏を飼うには小屋が必要だと気付きます。

最初に私が考えたのは、庭の出口を仕切りで塞いで、烏骨鶏のためのスペースを作ることでした。そして、その仕切りに廃材を利用できないかと考えていました。そんな時、捨てるつもりだったベッドの下部分の木材が使えることに気付きました。そこで私は @まんちゃん/萬年久美子 と、休日にベッドの解体に励み、無事木材を取り出しました!

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ついでに烏骨鶏が雨風を凌げるような、小屋代わりになるものがないかと考えていたら、同じくまんちゃんがシェアハウスで廃棄予定の3段ボックスがあると教えてくれました。

よし!じゃあ小屋部分はこれを横にして使おう!

そんな風に少しずつ鶏小屋の形が見えてきました。


ところがその後、猫が鶏を襲うという事実が発覚。もっとちゃんとした小屋を作る必要が出てきました。







■学長との対談と

【TOKYO LOOP PROJECT】誕生



そうこうしている時、Camp内のイベントで学長と対談する機会が急遽舞い込んできました。そしてこの一連の流れを話したところ

「それオモロいやん」
「みんなが無理と思ってる東京という都市で、そうやって循環を生み出せることがわかったら、それはすごく意味があることだと思うから何か名前をつけてプロジェクトにした方がいいよ。」


そんな風にアドバイスをくれました。


そして、この取り組みに
【TOKYO LOOP PROJECT】

という名前を付けてくれました。



こうして動き始めた

東京の下町でゴミを介して循環を生む
ーTOKYO LOOP PROJECT








■助っ人が1人また1人


そこからさらに、対談を聞いた @よしくん/高橋 良弘 くんが、烏骨鶏の小屋の設計を引き受けてくれると申し出てくれました!


さらにその後、植木屋の @しょーくん / 草柳 翔 がうちに来て、柿の木の剪定をしてくれ、ついでに庭を埋め尽くしていた頑固なアロエたちも抜いて、烏骨鶏の小屋を置くためのスペースを創り出してくれました!

さらには、ちょっとした家庭菜園ができそうなスペースまで生まれて、本当に素晴らしい仕事っぷりを発揮してくれました。

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また別の日には、帰国中のアメリカオレゴン在住の @Hina / 渡邉 日奈子 さんに会いに行くと、アメリカでいろんな動物を飼ってきた経験から、こんなことを教えてくれました。

「たぬきは気をつけないと手を差し込んできたりしてしつこいし、襲われた時の鶏の鳴き声はトラウマになるくらいの惨劇ですよ。
だから飼うならうさぎがいいですよ。」

そんな驚愕のアドバイスに

これは、ちゃんとした小屋をつくらなきゃ恐ろしいことになる!

とまた頭を悩ませることになりました。

そしてさらに、素敵なアートセンスの持ち主でもあるHinaさんが【TOKYO LOOP PROJECT】のロゴを作ってくれるという、嬉しい提案もしてくれました。


さらにイラストを書くのが好きなCamperで、昔からの友人でもある @キャンベル/片野尚美 も、このプロジェクトをわかりやすく可視化したイラストを描いてくれることになりました。


その後も、写真家の @ウジョー/宇城 義二 さんが【TOKYO LOOP PROJECT】の
写真を撮ってくれることになったり、

動画もあったらいいな

と思い動画クリエーターの @いっちー/市村優太 に勇気を出してお願いしたら、こちらもあっさりOKしてくれたりして、色んな人が協力してくれることになりました。
(Camper、なんて素晴らしい!!)


その後早速、建築家のよしくんがうちに遊びに来てくれて、私の頭を悩ませていた小屋の悩みもあっさり解決してくれ、後日、素敵な設計図を送ってくれました。

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■ゴミを使ったアイデアは無限大♾️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️


その後、小屋作りに必要なものを集めておこうと考えながら訪れた近所のピザ屋さんで、トマトソース缶で魚を飼ってリユースしているのを発見。

これは小屋の一部として使えるかも?
とひらめき、私がやりたいと思っていることを説明し

「もし捨てるモノであれば、もらえませんか?」
そんな風にお話したところ

「大丈夫ですよ。」

と言ってくれ、早速空き缶を2缶もらってきました。

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これが何になるのかは、今後のお楽しみ笑。

そして餌や腐葉土にも使えない、柿の木の太い枝の部分。やっぱり燃えるゴミにするしかないかなと思っていたこの部分が、

もしかしたらピザ屋さんで
薪として使ってもらえるかも!


と、ここでも循環が生まれそうな予感を感じています。






■これからはじまる

-TOKYO LOOP PROJECT-


こうして動き始めた
【TOKYO LOOP PROJECT】


このプロジェクトは、まだ動き出したばかりのまっさらな状態ですが、嬉しいことに色んなCamperが既に協力してくれたり、これから協力してくれると言ってくれています。


だけど、私は
「本人が楽しんでいること」
が1番だと常々思っているので、


もし手伝いながら
ちょっと無理してるな。とか
がんばり過ぎてるな。とか


そんな風に感じたら、すぐに   

やめて
休んで
なんなら投げ出してもOK
なので、


気負わず、みんなと一緒に楽しめたら
と思っています。


そして小屋作りなど、いろんな人が関われるようなイベントにしたりして、

ゴミから循環を創っていく過程を
いろんな人と形にしていけたら


そんな風に思っています。


そんな風にたくさんの人に関わってもらいながらこのLOOP PROJECTをやれることが、私にとって何より嬉しいことなので、これからもたくさんの方に力を貸してもらいながら、いろんな生き物や地球にとって優しい循環を生み出せていけたらと思っています。



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■LSD.Campというコミュニティ


今回、まゆさんブログでこの一連のストーリーを読んだ時に、


ー1人のCamperの挑戦に、
協力者が1人また1人と現れて、
面白い展開が自然と広がっていくー


その様子がとてもCampらしいなぁ。


そんな風に感じました。






■ スキル交換×Camper=

予想外の化学反応


このストーリーの中で協力してくれたCamperとまゆさんの間には、お金のやりとりはなく【スキル交換】という、Campではよく行われるやりとりが行われています。


これは何かを受け取る代わりに、

-自分の持つスキルや特技でお返ししたり、

-自分が作った野菜やお気に入りの本や調味料などの物と交換したり

-それすらなく、ただ与えてくれるだけの人もたくさんいるので、そういう時はご飯を一緒に食べてご馳走したり。


そんなお金を介さないやりとりは、金銭のやり取りに比べ時間や手間は費やすけれど、

代わりに様々な繋がりが生まれていく。

送った物への想いを伝えて共有したり、会って同じ時間を過ごしたり。




さらには、
好きなことだけどお金をもらう自信がないな。

という段階でも、

スキル交換だとハードルが下がり、好きなことにチャレンジするきっかけたなったりもする。



だから、Campではしょっちゅう

いろんな人と人が自然と繋がり、
面白い化学反応が生まれる。




そしてそんな気持ちのいいやりとりが自然に生まれるのは【スキル交換】という方法だけではなく、

四角大輔さんの生き方に共鳴して集まるメンバーが、地球や他者を大切にし理解し、思いやる心を持つ人が多いから。

自分のできることを、無理のない範囲で少しずつ差し出して、それを楽しめる。

そんなメンバーの資質がベースにあるからな気がしています。





■さいごに


東京という都市で、ゴミを介して循環を生む
【TOKYO LOOP PROJECT】


このプロジェクトが、これから

どんな人が関わり
どんな反応が起こり
どんな風に変化していくのか。



そんな【TOKYO LOOP PROJECT】のこれからを私も楽しみにしながら、応援していきたいと感じています。

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↑まゆさん宅でご馳走になった@たにっち/谷 充弘 の【お米とうし】で、将来の烏骨鶏のたまごと引き換えに送られてきた特製玄米とブロッコリー。
とっても心満たされるご飯たちでした。