先週は、社会をデザインしていくための5つのステップについて、具体的にお伝えした。

そして最後のステップで、「あなたのアーティスト性を発揮して、自分ごとの社会問題を解決する」という話をした。今週はその核心、「自分のアーティスト性というギフト」を社会と分かち合うことについて、もう少し詳しく説明していきたい。

その前に、少しだけ寄り道させてほしい。

ここまで約1年、毎週続けてきた《人生デザイン学》で目指しているのは、思考法や習慣を見直すことで、あなた自身に小さくてもいいので「セルフイノベーション」を起こし、少しでもいいので人生を理想の形へ「ライフスタイルシフト」をすること。

一人ひとりがより自分らしく生き、アーティスト性を取り戻すことで、個々のエネルギーが増大し、その輪が広がって、社会に少しずつポジティブなインパクトを与えていく——ぼくはこれを〝静かなライフスタイル革命〟と呼んでいる。

ぼくがずっと言い続けている「人は誰もがアーティスト」という言葉の通り、「人は誰もが活動家」になれるのだ。

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【今週の先出しハイライト】
・他人や社会は変えられなくても、「自分自身を変える」ことだけが、世界を変える唯一の方法だ。
・頭は体の中心から最も遠い臓器にすぎず、あなたが従うべきは体の中心に宿る「命」という最後の絶対領域だ。
・誰ひとり同じ形の人がいないこの世界で、あなたの〝絶対個性=アーティスト性〟を発揮することが、社会への最高の贈り物になる。
・〝湧き上がる静かな情熱〟とつながり、〝究極の自然体でいられるモード〟に入ることこそ「アーティストモード」の正体だ。
・見返りを期待せず才能を分かち合う「ギフトエコノミー」の精神が、自由で寛容な社会につながる。
・ワクワクした記憶も、苦しかった記憶も、あなたの「ギフト」とライフテーマを教えてくれるルーツになる。
・「変わる」ためではなく「自分に還る」努力こそが、いつか誰かのインスピレーションになる。

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● 他人は変えられなくても、自分は変えられる

「暴力や武器」「言葉の攻撃や批判」「嘆きや諦め」は何も解決してくれない

日本国内では、5日に1人ペースで親に殺される子どもたち、毎年2万人を超える自殺者、増え続ける格差と貧困、繰り返される政治家と国家の不正とウソ……。

世界を見回すと、気候危機と大規模自然災害、終わらない紛争やテロ、貧困や飢餓、食糧問題、環境破壊や森林減少、海洋汚染とプラスチック問題、ひどい格差や児童労働など……書き出すとキリがない。

これらは全て、人間性を失った国家と大企業の暴走、心なきマネーシステム、行き過ぎた資本主義経済、不自然すぎる大量生産・大量消費社会が原因だ。

つまり、人間が作り出したシステムが原因だということ。
だからこそ、人間にしか解決できない。

これらの悲しい現状は、「自分にはどうしようもないところでの出来事」「誰か遠くの世界で、見知らぬ人たちによるもの」という気がして、無力感を感じてしまうかもしれない。
投げやりになったり、特定の対象を攻撃したくなることもあるだろう。

でもそれは、全くクリエイティブではない。
ぼくらにできることは、「自分自身を変えていくこと」しかない。