本書は、ビジネス書ベストセラー作家・四角大輔が身1つで自然界に挑み、10年以上かけて綴ってきた数々の冒険記から、19篇を厳選した紀行本でありルートガイドだ。

衣食住を背負い、山や原野を歩き続けるバックパッキング登山。

森や谷の奥に生息する野生魚を追い求める、フライフィッシング冒険。

ニュージーランドと日本全域、1泊2日から12泊13日までと、その内容は広域かつ多岐に渡る。

自由な人生を創造し、最小限の荷物で世界中を旅するミニマリスト、著者のルーツは登山にあった。

「世界にも日本にも、歩いてしか見られない景色がまだある。ぜひ、人生を変えるような自然紀行に挑戦してほしい」とは彼の言葉だ。

心を震わせるような絶景を求め、本当の自分に還るために重ねてきた、1つ1つの山旅が彼の人生を創ったという。

同時発売の、彼が30年かけて構築した、独自の山旅ノウハウ本『バックパッキング登山入門~自由に山を旅する61の流儀』を併せて読んで、あなたも大自然への冒険に出よう。

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7/27発売の四角大輔の新刊『バックパッキング登山紀行~歩いてしか行けない世界へ』。
その前書きを全文公開!

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また、同時発売の山旅ノウハウ本『バックパッキング登山入門~自由に山を旅する61の流儀』の前書きも公開中!

〈はじめに〉を全文公開!四角大輔著『バックパッキング登山入門...

PROLOGUE


ぼくは、ニュージーランドの原生林に囲まれた湖の畔で、半自給自足の生活を営んでいる。

年の数ヶ月は世界中を移動しながら暮らし、そのうちの1ヶ月は山や原野に張ったテントや小屋を寝床にする冒険生活を送っている。



近年、テクノロジーの急速な発達によって地球はどんどん狭くなりつつある。全世界の情報は翻訳され、 データ化されて、誰でも入手可能となった。国際線の価格は驚くほど下がり、学生でも手軽に世界一周ができるようになった。

ぼくも高速化したあらゆる交通手段を用いて、 これまでに世界50ヶ国を旅してきた。そして、モバイルテクノロジーを駆使することで、場所の制約を受けないワークスタイルを構築し、世界中どこにいても仕事や表現活動を 続けることができるようになったのだ。

しかし、世の中が異常なほど便利になり、どんなに文明が進化しても、世界にはまだ歩いてしか見られない景色がある。人力移動でしかたどり着けない領域が残されている。
実は、身近な日本にこそ、そうした聖域があるのだ。この大切な事実を伝えたくて、ぼくはこの本を書いた。



まだ見ぬ景色を求め、本当の自分に還るために、ぼくはバックパッキング登山とフライフィッシング冒険を続けている。

前者は、衣食住に必要な道具全てを背負い、 自然の中を歩き続ける旅のこと。
後者は、大自然の奥に生息する魚を追い求め続けるアウトドア活動のことである。

本書は、過去10年以上に渡り、ぼくが体1つで自然界に挑んだ記録だ。
日本からニュージーランド、1泊2日から12泊13日までと、旅の内容は多岐に渡る。

本書が、人生を変えるような自然紀行に、あなたが挑戦するきっかけになれば幸いだ。

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